ニュース
即戦力を社内採用 ビズリーチのHRMOSに「社内版ビズリーチ」
2024年7月10日 15:05
ビズリーチは、同社が運営する人財活用システム「HRMOSタレントマネジメント」において、転職サイト「ビズリーチ」のノウハウを“社内”の異動・登用に応用する「社内版ビズリーチ」を8月上旬より正式に提供開始する。
HRMOS(ハーモス)は、採用から入社後の活躍までの人事業務支援と従業員情報の一元化・可視化により、データに基づく人財活用を実現するサービス。採用管理システム「HRMOS採用」や、従業員データベースを中心に、目標・評価管理、1on1支援、組織診断サーベイなどを提供する人財活用システム「HRMOSタレントマネジメント」、勤怠管理システム「HRMOS勤怠」、経費精算システム「HRMOS経費」などを展開している。
HRMOSタレントマネジメントで新たにスタートする「社内版ビズリーチ」は、転職サイト「ビズリーチ」で培った検索・マッチングの技術やノウハウを社内の異動・登用に応用。最適な人材配置に活用する。
ビズリーチの人材採用と同様に、ポジション要件(職務内容・人材要件)となる「社内ポジション」と、社員のスキル・経験が網羅された「社内レジュメ」の情報を可視化。そのデータをもとに、精度の高い検索・マッチングを行なう。これにより、「即戦力を社内からも見つけられる」という。
主な機能は、ポジション管理、社内レジュメ自動生成、社内ポジション自動生成、タレント検索、社内公募。
最適な人材配置を実現するため、ポジション要件を一元管理・運用。ポジションの登録を起点に、候補者を含む社員のアサイン、ポジションの充足状況のモニタリングが可能。ポジションごとの管理、部署などの組織のほか、職種や役職などの単位での運用や分析に対応
生成AIを用いることで、社員の数年分にわたる成果や経験を数分で「社内レジュメ」として文章化。HRMOSタレントマネジメントに登録されている入社前の経歴・入社後の異動歴、目標や実績などをもとに、社員のキャリアサマリや保有スキルがレジュメの形式で要約
「この社員のポジション要件を言語化したい」というニーズに対応。例えば社員Aを選択すると、Aの経歴データや保有スキルから職務要件を作成する。また、現在のポジション名・職種・スキルを入力することで、ポジション要件が自動で言語化され提案される
生成AIを用い、「データ分析に強い人」「Bさんみたいな人」のような自然な言葉と、特徴の近さから社内のマッチングする社員を検索できる。条件に合致する社員を一覧化し、マッチ度とともに、マッチするスキルやポイントなどを社員別に表示
社内公募を行なう際に、社員のみが閲覧可能な求人を作成できる。外部採用と同じフォーマットや手順で社内向けの求人が簡単に作成でき、IP制限をかけることでセキュアな環境で管理可能
HRMOSタレントマネジメントは、社内版ビズリーチを通じて社内にあるキャリアの選択肢を可視化。社員の離職防止や社員のパフォーマンス最大化などの、「次世代のタレントマネジメント」を実現するという。