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JR西日本、鉄道事業者初のデジタル特典付き社債「WESTER債」

JR西日本は、鉄道事業者として初となる個人向けデジタル特典付き社債(愛称:WESTをもっと!WESTER債)を6月19日から発行開始する。1口10万円からで、購入額に応じてWESTERポイントが付与されるなどの特典が用意される。

みずほフィナンシャルグループによるデジタルエンゲージメントプラットフォームを活用し、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームにより、個人投資家とも直接「つながり」を持つことが可能という。

その特徴を活かし、同社への投資や社債購入の特典を通じ、JR西日本サービスや事業エリアを体感し、事業活動に共感・応援する人を増やしていく狙い。なお、セキュリティトークン社債ではない。

正式名称は「西日本旅客鉄道株式会社 第80回無担保社債」で愛称が「WESTをもっと!WESTER債」。期限は1年で、発行総額は5億円。各社債の金額は10万円で、利率は未定(仮条件:0.25%~0.65%の範囲内で6月6日に決定)。

特典として、WESTER債を購入した人に、購入額に応じてWESTERポイントをプレゼント。1口~2口で1,000ポイント、3口以上では2,000ポイントを付与する。さらに3口(30万円)以上購入した場合、JR西日本エリア内の片道一人分の運賃・料金が50%割引になる鉄道優待割引券1枚をプレゼントする。

また、同社債を3口(30万円)以上購入した人の中から抽選で30名に「吹田総合車両所 車両撮影ツアー」に招待する。