ニュース

LINEエンタメアカウント誕生 クリエイターの収益強化

LINEヤフーは、企業・店舗向けLINEアカウント「LINE公式アカウント」において、クリエイター向けに提供してきた「LINEクリエイターアカウント」をリニューアルし、「LINEエンタメアカウント」として提供を開始する。

LINEエンタメアカウントでは、既存のメッセージ配信機能のほか、タレントとファンが1対1でメッセージできる「1to1メッセージ」、トークルーム上に広告を表示でき広告収入を得られる「トークルーム広告」、月額課金をしたユーザーに特典を提供するサブスクプラン「LINE公式アカウントメンバーシップ」などを利用可能。いずれも実装済みの機能で、新たにLINEエンタメアカウントのサービスとして提供することとなる。

このほか対話型コマースやデジタル整理券機能も提供し、サービスラインナップは順次拡張する予定。

1to1メッセージ
トークルーム広告
LINE公式アカウントメンバーシップ

リニューアル背景として、近年クリエイターのコンテンツ提供の場の多様化が進んでいることを挙げている。日本におけるクリエイターエコノミー市場は年18%のペースで成長した場合、2034年には10兆円を突破すると予測されている。

一方で、クリエイターにとって、自分の生み出したコンテンツをいかに継続的に認知してもらい、共感を生み出すことができるかが重要視され、そのためのファンと繋がり続ける場が少ないことが課題の1つとされている。

そこで同社ではLINE公式アカウントを中心として、クリエイターとファンとの新たな接点創出および収益機会の提供を強化。今回、クリエイターとファンが友だちのように繋がり続けられるプラットフォームを目指し、これまで提供していた「LINEクリエイターアカウント」に新たな機能やサービスを充実させる。

なお、「LINEエンタメアカウント」の開設を希望する場合は指定の問い合わせ先から申し込み、審査を通過する必要がある。