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横浜市「ゆめが丘ソラトス」7月25日開業 129店舗の大規模商業施設

ゆめが丘ソラトス外観(下飯田駅側)

相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅直結の大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」の開業日が7月25日に決定した。関東初出店の11店舗含む129店舗が出店する。

横浜市泉区における、約24haに及ぶ「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」のエリア内に建設された、相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントによる商業施設。規模は地上3階建、延床面積約96,800m2、店舗面積約42,700m2。ゆめが丘駅に直結するほか、横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅に近接している。また、横浜市の主要な幹線道路である環状4号線に面している。

ゆめが丘ソラトス館内
ゆめが丘ソラトスおよび周辺施設位置図。赤枠部分がゆめが丘ソラトスの所在地

開業当日に、ゆめが丘駅のゆめが丘ソラトス側に新しい改札口「ソラトス改札口」がオープン。また、同駅の副駅名称が「ゆめが丘 ソラトス前」となる。ソラトスとの間の一部に屋根を設置することで駅との一体感を創出するとともに、雨にぬれることなく行き来できるようにする。また、新改札口の開設にあたり駅全体をリニューアルする。

ソラトス改札口と直結

施設は、ゆめが丘ソラトス1~3で構成され、ソラトス1には127店舗が出店。ソラトス2は「ヤマダデンキ テックランド」および駐車場、ソラトス3は店舗と広場スペースとなる。広場ではイベントやマルシェの開催を通じて、地域交流の場となることを目指す。なお、ソラトス3はゆめが丘駅の高架下に位置する。

建物構成

ゆめが丘ソラトス1の1階では食物販を中心とした「OOD CIRCLE~Eat locally and seasonally」「ゆめが丘マルシェ」「SORATOS DINING」を展開。クラフトビール「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING」、スローフード「Ito Denwa」、日本料理・車屋が手掛ける新業態レストラン「Kurumaya Grill」などが関東初出店となる。

2階ではユニクロ、無印良品などのほか、日常使いから高感度なアイテムを取りそろえるセレクトショップまで多彩な店舗が出店する。

3階ではフードコート「FOOD STATION」およびの大型シネマコンプレックス「109 シネマズ」を展開する。

フードコートは全9店舗、約700席で、併設する「station view terrace」からは相鉄線の電車が走る様子や、晴れた日には富士山を眺めることができる。関東初出店となるのは、親子丼、鶏だし博多うどんや唐揚げ、チキン南蛮などを提供する福岡の「鶏山劇場」。

FOOD STATION
station view terrace

ゆめが丘ソラトスでは「交流型商業施設」を目指しており、地域交流体験スペースとして1階にシェアキッチン「Live Kitchen SORATOS」、2階と3階に催事、展示場、セミナーなどに利用できる交流空間「SORATOS Room」を設ける。

SORATOS Room

子育て応援にも取り組み、各階全てのトイレにキッズトイレ、ベビー休憩室、授乳室を完備。3階のフードコートにはキッズスペースや子供とくつろぎながら食事ができるファミリーコートを64席設ける。

キッズスペース

屋上には約3,000m2の広場「そうにゃんぱーく そらの広場にゃん」を開場。相模鉄道キャラクターのそうにゃんをモチーフとした遊具を取りそろえている。

そうにゃんぱーく そらの広場にゃん

商業施設としては日本初となる取り組みとして、自動配送ロボットを導入。公道も走行可能なCartken社製の自動配送ロボットと、スカイファームが運営する「NEW PORT」をシステム連携し、利用者がアプリから同施設内対象店舗の商品を注文すると、自動配送ロボットが利用者の指定した場所まで商品を届ける。離れた場所でも注文・受け取りが可能。

泉ゆめが丘地区土地区画整理事業における、公道・住宅施設を含む24haのエリア内での実用化を目指した取り組み。開始時は施設の屋上を除く1階から3階部分での自動配送を想定するが、段階的に配送範囲を拡大する。

自動配送ロボット