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Twilog、API制限回避で自動更新停止。5月から有料サービス開始

ツイートまとめサービス「Togetter(トゥギャッター)」は、2023年5月に買収した「Twilog(ツイログ)」の自動更新を停止した。API制限の回避のための施策で、手動更新によるツイート取得は引き続き可能となっている。

また、Twilogは5月1日に有料プランを導入開始し、同プランを契約することで再び自動更新に対応できるようになる。

Twilogは、ツイート(Xの投稿)を自動的に記録し、見やすいブログ形式で保存できるサービス。X(Twitter)のAPI仕様変更に伴い、'23年4月に投稿の新規取得を停止した。

その後、Togetterを運営するトゥギャッターがTwilogを買収し、'23年5月から投稿の取得を再開。トゥギャッターは2023年5月1日にX(Twitter)社とエンタープライズAPIの利用契約を締結し、使用料を支払いながらTogetter/min.t/Twilogを継続させてきた。

しかし、TwilogがエンタープライズAPIの5,000万件/月というツイート取得数の制限を圧迫しており、制限に達するとTogetter/min.tのまとめ作成時のツイート取得も不可能となってしまう。そのため、Twilogの全ユーザーの自動更新およびツイートの無制限取得の継続が困難となり、自動更新を停止した。

今回の有料プラン導入は、一部に制限を設けることで、「Twilogを必要としているユーザーが使い続けられるようにするための措置」としている。

有料プランは5月1日に導入予定で、「自動更新」「ツイートの無制限取得」は暫定的に維持し、「ユーザーページの広告非表示」にも対応する。今後は新機能として「いいねやブックマークの取り込みと全文検索」「X社提供のアーカイブからのインポート」などの実装を予定している。また、BlueskyやMastodonといったSNSのログへの対応も構想中としている。有料プランの詳細は5月1日に発表する。