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モバ充貸出「ChargeSPOT」アプリで自転車や傘シェアも利用可能に

INFORICHは、モバイルバッテリーシェアサービス「ChargeSPOT」のアプリUIを刷新。自転車や傘、コワーキングスペース、EV充電ステーションなど、複数のシェアリングサービスを1つのアプリで利用できるようになった。対象OSはiOSで、Androidは2024年中を目処に刷新予定としている。

対応するシェアサービスは、ドコモ・バイクシェアの自転車シェアリング「bike share service」、傘のシェアリング「アイカサ」、コワーキングスペース・シェアオフィス「いいオフィス」、EV充電ステーション「Myプラゴ」。個別の会員登録やアプリのダウンロードが不要で、1つのアプリですべてのサービスが利用できる点が特徴。

対応するシェアサービス

UI刷新により、アプリ画面上部に「ShareSPOT」タブを追加。同タブをタップすると、利用できるシェアサービスが地図上にピンで表示される。利用したい場所のピンをタップし、QRコードをスキャンすることでシェアサービスを利用可能。表示するシェアサービスは、各サービスごとのほか、すべてまとめて表示することも可能。

アプリ画面上部に「ShareSPOT」タブを追加。自転車や傘を借りられる。モバイルバッテリー貸出は「ChargeSPOT」タブから行なう
表示するシェアサービスは、各サービスごとのほか、すべてまとめて表示することも可能

ChargeSPOTは2018年4月にサービスを開始し、現在の設置台数は全国に約42,400台、Androidアプリを合わせた累計ダウンロード数は約844万人を突破している。

2022年11月には、自転車や傘を借りられるシェアリングエコノミープラットフォームアプリ「ShareSPOT」の提供を開始した。今回ChargeSPOTのアプリUI刷新により、ShareSPOTの機能をChargeSPOTアプリに搭載した形になる。なお、ShareSPOTアプリも引き続き提供する。

今後参画パートナーとして、自転車シェアサービス「HELLO CYCLING」、ロッカーシェアサービス「エクボクローク」が対応予定。

ChargeSPOTの設置台数は全国に約42,400台
2022年11月に開始した「ShareSPOT」アプリの機能を、ChargeSPOTで利用できるようになる
ChargeSPOTで借りられるモバイルバッテリー
ドコモ・バイクシェア
EV充電ステーション「Myプラゴ」
今後「HELLO CYCLING」も参画予定

シェアリングサービスは需要増

INFORICH 代表取締役社長 秋山 広宣氏は、シェアリングサービスの市場規模について「2022年度で2兆6,158億円と前年度比8.1%増。訪日外国人も増えており、需要はますます高まる」とコメント。ChargeSPOTの豊富な設置台数、ユーザー数を活かしてShareSPOTを展開することで、“モノのシェアリング”をさらに促進するという。

INFORICH 代表取締役社長 秋山 広宣氏

参画サービスのアイカサを運営するNature Innovation Group 代表取締役 丸川 照司氏は、傘のシェアリングサービスの現状とShareSPOTへの参画について以下のように話した。

「必要なときだけ傘を借りられるアイカサは便利なサービスなのですが、アプリのダウンロードや会員登録がハードルとなっています。登録自体は1分ほどで済みますが、その操作が面倒に感じる方が多くいるのも事実です。今回、シェアリングサービスのインフラが登場したことを本当に喜ばしく思います」

Nature Innovation Group 代表取締役 丸川 照司氏
アイカサ