ヤマト、宅急便で「置き配」に対応

ヤマト運輸は、6月10日から個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」会員を対象に、「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法に「置き配」を追加する。

ヤマトでは、2020年6月から「置き配」にも対応のEC事業者向け配送商品「EAZY」を展開しており、現在ヤマトの年間約23億個の宅配便のうち、EAZYの取扱個数は約5億個となっている。社会的にも「置き配」の認知やニーズが広まっていることから、「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法も「置き配」に対応することとした。これにより、再配達の削減、物流の効率化、温室効果ガス排出量の削減などを目指す。

置き配の指定場所は、玄関ドア前、宅配ボックス、ガスメーターボックス、物置、車庫、自転車のかご、建物内受付/管理人預けが選択可能。なお、「クール宅急便」「宅急便着払い」「宅急便コレクト」は対象外。また、発送主との契約内容により置き配できない場合もある。

利用には、クロネコメンバーズの登録が必要。クロネコメンバーズの「お届け予定通知」「ご不在通知」「My荷物一覧」画面の「受け取り日時・場所変更」から、「置き配」が選択でき、自宅の玄関ドア前や宅配ボックスなど、希望の受け取り場所を選択できる。置き配で配達完了後、「お届け完了通知」に記載のURLから、荷物が置かれている写真を確認可能となる。