ニュース
愛知初、名鉄でクレカタッチ決済の乗車トライアル
2024年3月19日 17:54
名古屋鉄道、三井住友カードら5社は、名鉄の一部駅にて、クレジットカードのタッチ決済で改札を通過して乗車できる実証実験を3月28日から開始する。対象駅は中部国際空港駅、名鉄名古屋駅、金山駅。愛知県初の取り組みとし、秋には対象駅を拡大する予定。
名古屋鉄道、三井住友カード、ジェーシービー、日本信号、QUADRACの5社による取り組みで、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用。タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォンなどによるタッチ決済で改札を通過し、運賃を支払う実証実験を行なう。
なお、当初の対象の3駅に設置される読み取り端末は自動改札機と連動しない。係員窓口側を通過したり、有人改札で利用したりする形となる。
秋の拡大時には、対象駅が中部国際空港駅、名鉄名古屋駅、金山駅、東岡崎駅、神宮前駅、国府宮駅、名鉄一宮駅、新木曽川駅、笠松駅、名鉄岐阜駅、犬山駅、知多半田駅、西尾駅の13駅に拡大する。また自動改札機への対応も行なう。
対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは順次追加予定。
今回の取り組みでは、ICカードへのチャージやきっぷを購入することなく、タッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォンなどで、スムーズに鉄道に乗車が可能。将来的には、タッチ決済対応のカードなどを活用して、沿線地域の施設などが提供する買い物・食事といったサービスとの連携も検討し、地域活性化に貢献していく方針。