ニュース

日ハム拠点の北広島駅に新商業施設とマンション エスコン

日本エスコンは、北海道北広島市「駅西口周辺エリア活性化整備計画」第2弾として、地上14階建ての分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」や居住交流施設の整備に着手した。竣工予定は2026年9月で、引き渡し予定は同年10月としている。

北広島市とパートナー協定を締結し、北海道日本ハムファイターズ本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」のアクセス拠点である北広島駅にて進められている計画。第1弾は「北広島駅西口Aプロジェクト」として、北広島駅西口に隣接する商業施設「トナリエ北広島」と、158室のホテルの複合開発を2022年にスタート。いずれも2025年春の開業を予定している。

1~3階は商業施設で、4~14階はホテルで構成。商業施設には近郊で獲れた農畜産品の産直市場などを備えたフードマルシェ、北海道の食の魅力を体験できるフードホール、パブリックビューイングやイベントが楽しめる屋内広場などを備える。

北広島駅西口で進められている「駅西口周辺エリア活性化整備計画」
第1弾は商業施設「トナリエ北広島」と、158室のホテルの複合開発

Fビレッジ玄関口に分譲マンション

今回発表された第2弾プロジェクトでは、分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」や居住交流施設の整備に着手。北広島駅から、トナリエ北広島とホテルがあるA敷地を経由し、ペデストリアンデッキで徒歩4分の距離のB敷地に建設される。竣工予定は2026年9月。

構造は、地下1階・地上14階で、総戸数は197戸。間取りは1LDK~4LDKで、専有面積は45.20m2~152.71m2

コンセプトは「3LINKS」で、街と人とを結ぶ「3つのつながり」によって、「北海道ボールパークFビレッジ」の玄関口としての北広島駅西口エリアや、その周辺に新たな賑わいを創造することを目指す。3つのつながりは、「北広島市」「北広島駅西口エリア」「人」の3つとしている。

左から、北広島駅、トナリエ北広島、レ・ジェイド北海道北広島
マンション外観イメージ
コンセプトは「3LINKS」

建設地のB敷地には、公開空地を通り北広公園へつながる動線を設ける。北広島駅から北広公園までを一体化し、新しい人々の賑わいを創出する。

外観意匠は、北海道を感じさせるレンガ調の素材や北広公園の木々を感じる格子状のルーバーを設ける。エリアに調和したデザインによって、北広島駅西口の新しいランドマークとなる。

共有施設は、パーティールームやコワーキングルーム、屋上のパブリックテラスなどを用意。パブリックテラスでは、北広島のまちや雄大な森林、Fビレッジを見晴らすことができる。

北広公園へつながる動線を設ける
パーティールーム
パブリックテラス

このほか、エントランスラウンジは「地域交流拠点」を兼ねて利用できるよう計画。通常は居住者専用のスペースとして利用でき、地域から利用希望があった場合には、セキュリティラインとレイアウトを切り替えて、地域のお祭りや映画観賞会、展示会などのイベントに活用することが可能。

屋外の公開空地とつなげて、内外を一体として利用できるようなレイアウトとすることで、フリーマーケットなどの大人数でのイベントなどにも対応できるような空間にする。

北広公園と同レベルとなる1階フロアでは、北広公園側に開放された認可保育所(予定)と、地域の人や居住者の生活利便性向上に寄与する生活利便施設を予定している。北広公園の豊かな自然とともに子供を健やかに育む施設として、北広島の子育て環境の充実にに貢献する。

エントランスラウンジ
公園側に開放された認可保育所

マンション購入者には、特典として「エスコンフィールドHOKKAIDO GENERAL ADMISSION(入場券)」を3年分進呈。入場券では球場コンコースから試合観戦が可能。必ず販売される当日券を購入すれば、着席での試合観戦もできる。

販売スケジュールは、3月30日にプロジェクト発表会が行なわれ、5月にモデルルーム公開と第1期分譲開始を予定している。

所在地は、北海道北広島市栄町2丁目1番。アクセスは、JR千歳線「北広島」駅徒歩4分。敷地面積は5,514.04m2、建築面積は4,374.40m2、延床面積は23,943.85m2。駐車場台数はは149台で、居住者用は136台。自転車置場は197台、バイク置場は6台。

マンション購入者には「エスコンフィールドHOKKAIDO GENERAL ADMISSION(入場券)」を3年分進呈

北海道外からの購入が約4割

日本エスコンが北海道で手掛ける分譲マンションは、2022年に北海道ボールパークFビレッジにおいて「レ・ジェイド北海道ボールパーク」を販売。6,000件を上回る反響があり、好評のうちに完売した。以降札幌市内において2物件を供給し、いずれも完売している。

日本エスコン 開発事業本部 首都圏開発事業部 首都圏企画販売部 マネージャー 長嶋 俊彰氏は、「レ・ジェイド北海道ボールパークは、購入者の4割が北海道外のお客様でした。今回のレ・ジェイド北海道北広島においても、北海道外のお客様から多数お問い合わせをいただいています。今回入場券を3年分進呈することもあり、北海道内の方はもちろん、全国の日本ハムファイターズファンの方にも注目してもらいたいです」とコメント。

日本エスコン 開発事業本部 首都圏開発事業部 首都圏企画販売部 マネージャー 長嶋 俊彰氏

また、北広島市は北海道ボールパークFビレッジができるまで、市民の高齢化により人口減少が進んでいたという。

北広島市 市長 上野 正三氏は、「これまで北広島市では、1年間で750人の方が亡くなり、250人の子供が生まれ、500人の自然減が生じていました。ですが日本ハムファイターズさんの新球場が決定した後は、人口の社会増が続いており子供も増え、住宅地を求める人が多くなりました。今回の北広島駅西口周辺エリアの活性化プロジェクトにも期待したいと思います」と話した。

北広島市 市長 上野 正三氏