ニュース
Google アシスタント、大規模な機能リストラ
2024年1月12日 12:20
Googleは11日(米国時間)、音声アシスタント「Google アシスタント」であまり使われていない機能を削除すると発表した。
Google アシスタントが導入から7年が経過し、求められる機能も変わってきている。そのため、「あまり活用されていない機能」の見直しを図る。例えば、検索バーのマイクアイコンを使って“電気をつける“や“メッセージを送る”などのアクションができなくなり、単に音声検索が起動する形となる。
また、Google Playブックスのオーディオブックの声での操作や、Google アシスタント対応デバイスでの、メディア・ミュージック・ラジオアラーム設定が不可となり、音声でのGoogleカレンダーの予定変更もできなくなる。
影響をうける操作は以下の通り。Googleでは、「多くの人が気に入っている体験を優先し、あまり活用されていない機能を削減。より良いものにする」としているが、従来使ってきたユーザーにとっては不利益を伴う変更も多そうだ。
- Google Play ブックスのオーディオブックを声で再生・操作
- Google アシスタント対応デバイスでメディア・ミュージック・ラジオアラームを設定・使用(同様の動作のカスタムルーチンを作成するか、標準のアラームで代替)
- クックブックへのアクセスや管理、デバイスからデバイスへのレシピの転送、レシピビデオの再生
- スマートディスプレイとスピーカーでストップウォッチを管理ができなくなる(タイマーやアラームは設定可能)
- 音声でのデバイスに電話、Google ファミリー グループにメッセージを送信
- 音声でメール、ビデオ、音声メッセージの送信
- 音声で Google カレンダーの予定を変更(新しいイベントは設定可能)
- Google マップの Google アシスタント運転モードで、メッセージの読み上げや送信、通話、メディアの操作
- ファミリーベルの予定を聞いたり、過去に予定されていたファミリーベルのお知らせを聞く
- Calmで瞑想
- Fitbit SenseとVersa 3デバイスでは、アクティビティの音声コントロールが利用できなくなる
- 睡眠サマリー表示は、Googleスマートディスプレイのみに
- スピーカーやスマートディスプレイから発信された電話の発信者番号表示を中止(Duoを使用時は対応)
- スマートディスプレイで周囲の「通勤時間」の見積もり表示
- 音声による個人的な旅行日程の確認
- 連絡先の情報を聞く
- 支払いの送信、予約、ソーシャルメディアへの投稿など、特定のアクションを音声で要求
1月26日以降、これらの機能を利用する際に、将来利用できなくなる旨を表示。また、古いバージョンのGoogleアプリ利用時にはアップデートを行なうよう促す。