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スキー場で板や用具を預る「スキーバレー」 ニセコ東急 グラン・ヒラフで導入

東急不動産と東急リゾーツ&ステイは、スキーリゾートの「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」において、スキー場に用具を預けられる「スキーバレー」の試験運用を12月16日から開始する。料金は、スキー板・ストックもしくはスノーボード1セットの「レギュラー(ラック収納)」が2,000円/日、4セットまでの「プレミアム(ロッカー収納)」が5,000円/日。

スキーバレーは、スキー場利用者のスキー、スノーボード用具を預かり・保管するサービス。滑り終えたら板を外してスタッフに預けるだけで、移動時の煩わしさを解消できるというもの。

海外の人気スノーリゾート ベイル(アメリカ)やウィスラー(カナダ)では、近隣の宿泊施設によるスキーバレーサービスが導入されており、宿泊者はゲレンデ近接のベースエリアにある各宿泊施設のブースに預け、手ぶらでアフタースキーを楽しめる。同様の取り組みをニセコ東急 グラン・ヒラフに導入する。

ニセコ東急 グラン・ヒラフ周辺は、大型のホテル・コンドミニアムから別荘・ペンションなど様々な宿泊施設があり、近年の急速な開発によりベッド数が増加している。そのため、スキー場と宿泊施設を往復する送迎車両の増加や、ギアを持って足場の悪い雪道を歩く人が増えている。こうした交通課題への対応とゲストの利便性・安全性向上を目的にスキーバレーを試験導入する。利用属性や動向、需要を確認し、サービスの拡張、本導入を検討していく。