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吉田カバン、ラゲッジ レーベルから6年ぶり新作「OLDNEW」 柿渋染め
2023年8月26日 10:00
吉田カバンは、「LUGGAGE LABEL(ラゲッジ レーベル)」ブランドから6年ぶりの新作「OLDNEW(オールドニュー)」を、8月25日に発売した。ショルダータイプ3型とバックパック1型をラインアップし、価格は52,800円から71,500円。
伝統的な染色方法である「柿渋染め」を用いたシリーズ。真っ白なバッグを昔ながらの製法で染色職人がひとつひとつ柿渋につけ、天日干しする作業を繰り返すことで、独特の深みのある色に仕上げている。昔ながらの製法によって柿渋染めをすることで生地にハリを出し、丈夫にする特性もあるとしている。
製品は、滋賀県の能登川町で40年以上にわたり、昔ながらの製法で柿渋染めを行なっている「株式会社おおまえ」で染められている。
柿渋は、平安時代に日本に伝わったもので、柿渋に含まれるタンニンが、繊維や木材などに防水・防腐の効果をもたらすことから、日常の道具や衣類・建物、治療薬など、幅広く重用されてきたという。
ラインアップは、「NEWSPAPER BAG(L)」「NEWSPAPER BAG」「SHOULDER BAG」「RUCKSACK」の全4型。NEWSPAPER BAG(L)、NEWSPAPER BAG、SHOULDER BAGは、肩掛けと手持ちができる2WAY仕様で、フラップは荷物の量に応じて2段階の調節ができる。
カラーは、柿渋染めをした「KAKISHIBU」色と、柿渋で下地染めしたバッグを、鉄分の多く含まれた水につけることで黒くさせる「暮染め」を施した「KURE」色の2色。暮染めは、工業製品がなかった時代の、色落ちしにくくさせて生地の強度を高めるための手法。
NEWSPAPER BAG(L)は、書類や1泊分の衣類などを収納できる大容量のショルダータイプで、普段使いから小旅行まで幅広いシーンに対応する。1900年代頃のアメリカで、新聞配達員が配達の際に使用していたバッグをモチーフしている。サイズは480×410×240mm(幅×高さ×奥行)、重量は1,050g。価格は71,500円。
NEWSPAPER BAGは、A4の書類が収納できるサイズのショルダータイプで、デザインのモチーフはLと同様。サイズは380×330×230mm(幅×高さ×奥行)、重量は800g。価格は61,600円。
SHOULDER BAGは、ウォレットやスマートフォン、ペットボトルなどが収納できる。サイズは310×280×210mm(幅×高さ×奥行)、重量は700g。価格は52,800円。
RUCKSACKは、口元が大きく開く、収納力に優れたバックパック。側面には200mlのペットボトルやスマートフォンなどを収納できるポケットを備える。サイズは280×410×170mm(幅×高さ×奥行)、重量は670g。価格は69,300円。
販売は、PORTER flagship store、PORTER STAND 京都、吉田カバンオフィシャルオンラインストア、DOVER STREET MARKET GINZA 2階、st company Kiryu、INFACES、OKURA。