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Suicaの人流分析レポート「駅カルテ」リニューアル

JR東日本は、Suica統計情報の定型レポート「駅カルテ」をリニューアルした。駅カルテはSuica統計データを活用した人流分析のレポートで、2022年5月に販売を開始。年度/月毎の駅利用者数やその属性などを把握したり、駅の通勤・通学圏や商圏などの把握に活用できる。

新たに、駅の利用者全体に占めるSuica利用者の割合を記載。これにより、駅の利用規模を把握しやすくなる。また、駅ごとのSuica利用者の割合を把握することで、それぞれの割合が異なることを加味して、駅ごとの比較がしやすくなる。例として、対象駅での交通系ICカードや紙のきっぷによる鉄道利用のうち、JR東日本が発行するSuicaの利用割合が90%~95%である、というようなことがわかる。

Suica定期券について、これまでの券面情報に加え、駅の改札を入出場する際に記録されるデータを駅カルテに追加。これにより、朝の通勤通学の状況がより実態に近くなり、朝のピーク時間や利用規模をより正確に把握できるようになった。

正確なピーク時間を捉えることで、飲食店における営業時間の検討をはじめ適切な業態の検討等に活用できる。

また、これまでの駅カルテのレポート提供時期は翌々月からだったが、作成作業の手順等を見直すことで翌月中の提供を可能にした。例えば、7月分のレポートは従来は9月中旬提供だったが、8月下旬に提供が可能になった。

Webサイトもリニューアル。駅カルテの特長を分かりやすく記載し、各業種でのケーススタディや利用例等を複数掲載することで、駅カルテの実際の活用シーンをイメージしやすくしている。