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大型展示場「有明GYM-EX」を見てきた。五輪競技場から変身

有明GYM-EX

東京五輪で使用された競技場を改修し、5月18日にグランドオープンした大型展示場「有明GYM-EX(ジメックス)」の開業記念式典が実施された。

有明GYM-EXは、東京2020オリンピック・パラリンピックで、体操競技、新体操、トランポリン、ボッチャの会場として使用された競技場を改修した展示場。東京都が都内中小企業振興のために整備したもので、会場の運営は東京ビッグサイトが行なう。展示面積は約9,400m2(1階:約79×119m)。

有明GYM-EX
展示ホール
施設案内図

式典では小池百合子東京都知事が登壇。日本代表がこの場所で、オリンピック・パラリンピックを合わせて8つのメダルを獲得したことを紹介した。また、「GYM-EX」の名称は、体操競技場であったことから「体操」を示す「GYMnastics」と、「展示会」を示す「EXhibition」を表現していて、「大会のレガシーと、展示場としての新たな未来とが出会う、素敵な場所になってほしい」と語った。

小池百合子東京都知事
施設内には「休戦ムラール」が設置されている。休戦ムラールとは、オリンピックの選手村に設置され、選手等が平和への祈りを込めてサインするモニュメント

施設については「木材がふんだんに使われていることが最大の特徴。温かみのある、愛されるスペースとなることを期待している」と述べた。

外壁にも一部木材が使用されている

そのほか式典では、テープカット、地元金管バンドによる吹奏楽演奏が行なわれた。

テープカット

所在地は東京都江東区有明1-10-1で、アクセスはゆりかもめ 有明テニスの森駅から徒歩5分、りんかい線 国際展示場駅から徒歩17分。近隣には有明アリーナがあるほか、北側では有明親水海浜公園の整備が進められている。

有明GYM-EXから見た有明アリーナ
北側には親水海浜公園を整備。運河の対岸に見える白い建物は豊洲市場

規模は3階建てで、敷地面積約36,500m2、建築面積約17,200m2、延床面積約27,400m2(1~3階合計)。なお、東京五輪の競技場としては12,000人収容の会場として整備されたが、大会は無観客で行なわれた。

有明GYM-EX(左)と周辺の街
ホワイエ
2階デッキ