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Twitter、気象・緊急情報など公的サービスのAPI利用を無料に
2023年5月5日 08:00
Twitterは2日(米国時間)、気象警報や交通機関の最新情報、緊急通知などを担う政府や公共サービスについては、APIを無料で利用可能にすると発表した。
Twitterでは、2月にAPIの有料化する方針を発表し、3月末から新たなAPI(v2)に切り替えている。新APIでは、無料で月1,500件まで投稿できる「Free」プランはあるが、従来よりも利用が制限され、高機能で大規模なサービスには、企業向けの「Enterpriseプラン」が必要となる。
そのため、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が自動ツイートの停止を発表したり、米国国立気象局の津波情報「NWS Tsunami Alerts」が自動ツイートの停止を告知するなどの影響が出ていた。
今回、Twitterの開発者向けアカウントでは、「Twitter APIの最も重要な用途の1つが“公益性“」とし、「気象警報、最新の交通情報、緊急通知をツイートする検証済みの政府・公営のサービスは、重要な目的のためにAPIを無料で使用できる」と表明。今後公共利用でのAPI利用を無料化していく。ただし、無料利用には認証済みアカウントである必要がある。
One of the most important use cases for the Twitter API has always been public utility. Verified gov or publicly owned services who tweet weather alerts, transport updates and emergency notifications may use the API, for these critical purposes, for free.
— Twitter Dev (@TwitterDev)May 2, 2023
本件の対象になる“認証済み“の詳細は明らかにしていないが、Twitterの認証においては、誰でも有料でバッジが取得できるTwitter Blueのほか、企業・組織などを認証するゴールドのバッジ(13.5万円)、政府や公的機関向けのグレーのバッジが存在する。