ニュース
顔認証で玄関ドアをハンズフリーに YKK AP
2023年2月21日 16:54
YKK APは、顔認証などの電気錠システムで解錠するとドアが自動開閉する戸建住宅用自動ドア「M30 顔認証自動ドア」を、3月20日より発売する。価格は831,000円から1,160,000円(C10デザイン)。
顔認証でドアの施錠・解錠ができる玄関ドア。「両手がふさがっている時」や「自転車や荷物の出し入れ」などのニーズに答え、子育て世代から高齢者までが使いやすい「新時代の玄関ドア」を目指すという。
玄関ドアとしての利便性においても、省スペースでスムーズに出入りできる引戸タイプを採用。顔認証での解錠を行なうことにより、ドアが自動で開きハンズフリーでの入室が可能な点が特徴となっている。3Dで認証することでセキュリティ性を高めながら、店舗等の自動ドア同等の使い勝手を実現するという。また、顔認証キーのほか、ICタグキーやリモコンキー、専用アプリによるスマートフォンで解錠した場合もドアは自動開閉する。
ドアには子どもから大人まで安心して利用できる自動開閉に対応。障害物検知センサー、セーフティリターン機能、セーフティストップ機能、全開保持機能の4つの安全機能が設定されている。
障害物検知センサーは、たて枠に光電センサーを搭載し、センサーが人や障害物を検知するとドアが閉じないようにするセンサー。また、閉じ中にセンサーが人や障害物を検知するとドアは反転し開くようになっている。
セーフティリターン機能は、自動開閉中、ドアが人や障害物に当たると反転し開く機能。
セーフティストップ機能は、セーフティリターン後、再度人や障害物に当たるとドアが停止する機能。
全開保持機能は、全開状態で約3秒間ドアを抑えるとブザーがなり、全開したままの状態にする事ができる機能。
さらに、自動開閉には磁力で駆動するリニアシステムを採用。磁石とコイルの非接触で駆動するのでモーターのエンジン音などもなく、手動スライディングドアと同等の静音性を実現したという。加えて、一般的な自動ドアのようにベルトで駆動しないため、摩耗部品が少なく耐久性に優れている。停電時でも手動スライディングドア並みの開閉力で動かすことが可能。
また、施工面では枠にリニアシステムを取り付けた状態で出荷することで、通常のドアの施工業者でも簡単に取り付けが出来きるという(別途、電源工事は必要)。
デザインは22種類。カラーは12色展開。価格(C1デザイン)は、「顔認証キー」の外引込みタイプが98万円、袖付タイプは116万円。「ポケットキー」の外引込みタイプが89万円、袖付タイプは107万円。「ピタットキー」の外引込みタイプは83万1,000円、袖付タイプは101万1,000円。