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マスク着用、3月13日からは「個人の判断で」

政府は10日、マスク着用の考え方の見直しを発表した。3月13日からは「着用は個人の判断に委ねることを基本」とする。政府は感染防止対策としてマスクの着用が効果的な場面などを示し、一定の場合にはマスクの着用を推奨する。

新型コロナ対策のマスクは、現状「屋内では基本的にマスクの着用を推奨」としているが、この扱いを変更。行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の選択を尊重する形とする。

この見直しは、3月13日から適用するほか、学校におけるマスク着用については、4月1日からとする。それまでは従来の考え方に沿った対応を要請している。

3月13日以降も着用を推奨するケースとしては、以下の通り。

  • 医療機関受診時
  • 高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機や高齢者施設等への訪問時
  • 通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスに乗車する時

また、症状がある場合や新型コロナウイルス感染症の検査陽性者、同居家族に陽性者がいる場合などは、外出を控え、通院等で外出をする時には、人混みは避け、マスクを着用するよう呼びかける。

学校においても、4月1日以降は「マスクの着用を求めないことを基本とする」としている。ただし、引き続きマスクの着用を希望する児童生徒に対して適切に配慮し、換気の確保などの対策を講じるよう求めている。4月1日より前に実施される卒業式も「児童生徒等はマスクを着用せず出席することを基本」としている。