マイナポイント超過付与、350件 156万円相当

総務省は13日、「マイナポイント」に1人が複数回申し込み、上限を超過して付与された問題についての調査結果を発表した。複数申込みは506件あり、このうち350件において実際に上限を超えるマイナポイントが付与されたという。超過分のマイナポイントは156万円相当。

マイナポイントは、通常1施策につき、1人1回に限り申込できる制度だが、法律で想定されていない場面でマイナンバーカードの証明書が失効すると、新たな証明書が発行されても、新旧証明書の紐付けが行なわれず、複数回の申込が可能となる問題が発生していた。総務省は7月に問題を発表し、その際は471件と発表。問題は対策済みだが、精査の結果、追加で35件が確認されたという。

今回の調査では、超過分のマイナポイントが付与された件数も判明。上限額を超えるマイナポイントの付与が判明した人には、決済事業者と連携して連絡し、ポイントの精算を行なう。