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アサヒ、クラフトビールに廃棄コーヒー豆やパン耳を使用
2022年7月26日 17:15
アサヒユウアスは、廃棄コーヒー豆やパン耳などを使用したクラフトビール4種の350ml缶タイプを、ECサイト「アサヒユウアスSUSTAINABLE CRAFT ONLINE SHOP」で発売する。価格は6本セットで4,200円。8月1日から15日まで予約を受け付け、15日以降に発送。
アサヒユウアスでは、サステナブルファッションブランド「ECOALF」などとの共創による「UPCYCLRE B」プロジェクトを展開しており、その中で地域の素材を取り入れたサステナブルクラフトビールを開発し、飲食店で展開していた。
350ml缶を発売するクラフトビールは「蔵前BLACK」「蔵前WHITE」「狭山GREEN」「さんむRED」の4種。酒税法上は発泡酒。UPCYCLRE Bではそのほか「豊田AMBER」がある。
蔵前BLACK
廃棄コーヒー豆を原料に使用した“コーヒークラフト”で、スタウトビールを醸造した後に抽出したコーヒーを加え、アルコール度数4.5%に仕上げている。コーヒー豆本来のフルーティーな香りとほのかな酸味、ビターチョコレートのような苦味が特徴。
蔵前WHITE
サンドイッチ製造で発生し活用しきれない“パン耳”を乾燥加工し原料に使用した“ブレッドクラフト”。パン耳と小麦を原料にしたヴァイツェンタイプで、アルコール度数は5.0%。パン耳由来の香ばしい香りと小麦由来のフルーティーな香り、やわらかな口あたりが特徴。
狭山GREEN
埼玉県狭山市の狭山茶の製茶の際に除かれる茎の皮である“ケバ茶”を原料として使用。ほどよい苦味と爽やかな香りを持つ「IPA」をベースに水出しで抽出した緑茶を3割ブレンドしている。アルコール度数は4.5%。芳ばしい緑茶の香りと、爽やかなホップ香が特徴。
さんむRED
コロナ禍の影響によりイチゴ狩りの観光客が減少した千葉県山武市のイチゴ観光農園で残ったイチゴを冷凍保存し、原料に活用。全原料の約20%使用している。アルコール度数は4.5%。イチゴ由来の甘酸っぱい味わいと、爽やかなホップの香りでサッパリとした後味、ほんのりとしたピンク色が特徴。
初回販売は先着順で数量限定。単品6本セット各10セットのほか、「バラエティ6本詰め合わせセット」(蔵前BLACK×2・蔵前WHITE×2・狭山GREEN×1・さんむRED×1)を30セット販売する。
初回販売以降は、販売前月の16日から販売月15日まで予約を受け付け、同月中に発送する予定。販売数や販売アイテムの拡大も予定している。
アサヒユウアスでは、アサヒグループで取り扱っているバイオマス素材を活用したエコカップ「森のタンブラー」などのサステナブル商品の販売や、ローカルSDGsに貢献するクラフトビールなどを製造・販売といった、アサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開している。