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freee、「Amazonビジネス」の購買明細APIに公式連携。日本初
2022年1月24日 14:02
freeeは、法人・個人事業主向けEコマース「Amazonビジネス」が提供する購買明細APIと、日本で初めて公式に連携を開始した。Amazonビジネスとfreee会計のAPI連携によりセキュアかつ正確で安定した同期が可能になるとしている。
安定した同期のほか、注文した商品単位での明細連携が可能になる。商品ごとの明細作成により、2023年に開始されるインボイス制度に備えた消費税率の設定も簡単になり、従来1回の注文単位で同期されていた明細を手作業で入力し直す作業が不要となる。
従来の連携手段(スクレイピング連携)では、1回の注文で複数品目を購入した場合に勘定科目や消費税率を商品別で設定できず注文がまとめて明細に表示されていたため、自動で同期された明細を注文した商品ごとに分けて勘定科目を設定する手作業が必要だった。
今回のAPI連携により、商品ごとに明細が作成されるようになることから、勘定科目や税率の設定が簡単になり、「自動で経理機能」の活用によって自動化・業務効率化を実現する。
また、Amazonビジネス上でユーザーが設定したグループ単位での同期ができ、部門や取引先単位での購入履歴の取り込みが可能となる。
API連携の対象となるのは、日本のAmazonビジネスを利用し、今回はじめてAmazonビジネスとfreee会計の連携を行なう人。従来のスクレイピング連携でAmazonビジネスをfreee会計に連携している場合は、従来のAmazonビジネス明細と新規のAmazonビジネス明細の勘定科目が決算書上同じものと判定されず手修正が必要となることから、現時点では今回のAPI連携に切り替えることは推奨していない。
Amazonビジネスと、freeeの「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションとの親和性が高いことから連携開発を行ない、日本初のAmazonビジネスとの購買明細API連携としてリリースした。
アマゾンジャパン Amazonビジネス事業本部 事業本部長 石橋憲人氏は「この機能はAmazon ビジネスのお客様からもご要望いただいていたもの」としたうえで、「経理業務の自動化を支援し、多くの中小企業および個人事業主の皆様により利便性の高い購買・調達体験をご提供できる」としている。
freee CEO 佐々木大輔氏は今回のAPI連携について「freeeオープンプラットフォーム構想の一環」とし、「今後も様々な連携を通じて、業務効率向上に貢献する取り組みを進めてまいります」とコメントしている。
「Amazonビジネス・freee会計連携キャンペーン」として、freee会計とAmazonビジネスをはじめて連携した人全員にAmazonビジネスでの購入に利用できる3,000円分のクーポンのプレゼントするキャンペーンを、1月24日から3月10日まで実施する。