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三井住友銀行、温室効果ガス排出量可視化サービス「Sustana」

三井住友銀行は、温室効果ガス(GHG)排出量の算定および可視化するソリューション「Sustana(サスタナ)」を開発。12月より複数企業にて先行トライアルを開始する。

Sustanaは、企業およびそのサプライチェーンのGHG排出量算定の効率化と脱炭素経営実現を支援するクラウドサービス。デジタル化や地方創生など持続可能な社会の構築に資する業務を幅広く営むことを目的とした業務規制緩和である令和3年銀行法施行規則の改正に伴い、新たに追加された「地域の活性化、産業の生産性の向上その他の持続可能な社会の構築に資する業務」に該当する国内金融期間初の取り組みとなる。

脱炭素社会実現のためにはGHG排出量の把握が必要となるが、企業内の情報収集や専門知識を要するGHG排出量算定が課題となるという。また、具体的な削減目標設定や削減施策の立案も必要となる。

Sustanaでは、自社内の排出量算定の業務フローを確立し、また企業内のデータを効率的に収集する機能を提供。各企業、各サプライチェーン、各業界のGHG排出量の把握を支援する。

また、アズビル、東光高岳と連携し、クラウドサービス上で利用ユーザー各社に合った様々な排出量削減施策のレコメンドや、排出量削減に関する知見の提供を予定している。

12月から開始するトライアルでは、各業界の大手企業および中堅中小企業に試行的に提供し、排出量算定業務の効率化・高度化に向けてSustanaが貢献できるかについて確認。試行に協力する企業からのフィードバックに基づき、機能改善や追加機能の開発を行なう。