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エンタメシティ赤坂へ。41階タワーや劇場など赤坂駅エリア再開発
2021年11月18日 13:56
三菱地所とTBSホールディングスは、共同で推進している東京メトロ赤坂駅周辺の開発計画(赤坂二・六丁目地区開発計画)が国家戦略都市計画建築物等整備事業として認定を受け、11月15日に都市計画が告示されたと発表した。
同プロジェクトは、東京メトロが進める「えき・まち連携プロジェクト」の対象で、東京メトロ赤坂駅と連携し、駅・まちを一体的につなぎ、開放性と賑わいを備えた空間の整備を目指す。
プロジェクトの敷地面積は14,200m2。オフィスや店舗などを含む41階/高さ約230mの高層タワーからなる東街区(延床面積170,000m2)と、地上19階/高さ約110mで劇場、ホール、ホテルなどから構成する西街区と広場などで構成され、2022年度から28年度の事業期間を予定している。
地下鉄駅を中心に、まちの回遊性を高める都市基盤を強化。駅・まちを一体的につなぎ、開放性と賑わいを備えた空間を整備するほか、アクセス性や周辺エリアとの回遊性を高める交通機能を整備する。
そのため、地下2階から地上にかけ、駅前空間や賑わい・交流の場となる広場(合計約4,900m2)を整備し、東京メトロ赤坂駅から連続した空間で地上まで移動できるようにする。各街区の駅出入口(5番・6番)においては、エレベーターやエスカレーターなどのバリアフリー動線を整備し、駅・まちを往来する利用者の回遊性・利便性の向上を図る。広場では、イベント開催やオープンカフェにより、駅からまちの賑わいを感じられる環境とする。
また、国際競争力の強化に資するエンタテインメント産業拠点を形成。スタートアップ企業やクリエイターの育成・交流機能(インキュベーション施設)を整備する。
西街区には、最新技術の活用、世界水準のエンタテインメントを提供・発信する劇場・ホール(約11,000m2)を整備。また、ホテルも誘致し、外国人を含む観光・ビジネス客、エンタテインメント産業関係者に対し、短期及び中長期滞在の場を提供する。東京メトロ赤坂駅周辺の来訪者に対しても、滞在時の拠点となる空間や劇場等と連携した文化体験の場を提供し、赤坂サカス側と連携し、赤坂エリアでの“エンタテインメント・シティ”を目指す。
環境インフラの更新と都市防災機能の強化も実施。地域冷暖房(DHC)を再整備し、効率的な面的エネルギーネットワークを強化するほか、高効率のコージェネレーションシステム(CGS)や太陽光発電などの再生可能エネルギー由来の電力利用を推進する。また、帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設(合計約1,100m2、約650人収容可能)と防災備蓄倉庫(約100m2、約650人分)のほか、屋外に災害時の一時待機場所(合計約1,500m2)を整備する。