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オフィスに自然の風を再現する。ダイキン・オカムラ共同開発
2021年11月11日 12:20
ダイキン工業とオカムラは、オフィスに自然の風を再現する「ウィンドユニット」を共同開発した。ダイキンが開発した大型送風機「Wind Creator」を、オカムラが展開する家具シリーズ「Lives(ライブス)」のシェルフに組み込み、ユニットとしたもので、11月より発売する。価格はオープンプライス。
ウィンドユニットは、軽井沢の風の測定データをもとに、静音性に優れた大型のファンにより、オフィスに「ゆらぎ」のある風を再現する。一定の強さ、リズムで吹く風よりも快適に感じる風を生み出すことができ、風が直接当たる位置では体感温度が0.5度~1度下がる。
また、オフィス内のレイアウトにより生じる空気のムラを解消する効果もあり、換気効率の向上に貢献するという。シミュレーションでは、空気の滞留時間を示す空気齢が改善し、特に袋小路になっているエリアでの空気の質の改善につながっている。
両社は、ダイキンによる協創プラットフォーム「CRESNECT」を通じて共同開発に至った。CRESNECTはコワーキングスペース「point 0 marunouchi」を立ち上げ、未来のオフィス空間を実現するため様々な業種の企業が参画している。ウィンドユニットについても、同スペースに設置したWind Creatorをベースに、スペース利用者の意見を踏まえて共同開発した。
製品のサイズは、2,100×450×2,236mm(幅×奥行き×高さ)。電源はAC100V×2系統で、消費電力は150W。弱・中・強3段階の風量調節を備える。