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トヨタ、家電も使える「新型アクア」 燃費2割向上で198万円から

トヨタは、ハイブリッド専用コンパクトカー「新型アクア」を7月19日より販売開始した。燃費が従来比で約20%向上したほか、コンセントを標準装備し、災害時にも活用できる。価格は1,980,000円~2,598,000円。

初代アクアは2011年、東日本大震災が発生した年に岩手工場で誕生。ハイブリッドカーを身近にするという思いを込め、次の10年を見据えたコンパクトカーを追求。187万台以上を販売した。新型アクアは、「さらに次の10年を見据えたコンパクトカー」と位置づける。

燃費性能は35.8km/Lと、従来から20%向上。上位グレードには高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界初採用し、従来型のニッケル水素電池にくらべ、バッテリー出力が2倍になった。アクセル操作への応答性も向上し、低速からの加速がスムースになったほか、電気だけで走行可能な速度域を拡大。街中の多くのシーンで電気だけで走行できるという。

AC100V・1,500Wのアクセサリーコンセントを全車で標準装備。普段からコンセントとして使用できるだけでなく、停電など非常時には「非常給電モード」にすることで、非常用電源として使うことができる。非常時給電モードでは、スマホなら約5,000台の充電が可能なほか、一般家庭なら約5日分の電源供給(400W使用時)が可能としている。別途、充電用のUSB端子も備える。

AC100V・1500Wアクセサリーコンセント
外部給電アタッチメント 給電バイザー

安全機能としては、「Toyota Safety Sense」を標準装備。交差点での右左折時の事故に対応範囲を拡大した「プリクラッシュセーフティ」、前方車両に追随して走行する「全車速追従型レーダークルーズコントロール」、同一車線内の中央を走行するよう操舵支援する「レーントレーシングアシスト」、ペダル踏み間違い時の急加速を抑制する「プラスサポート」などを搭載する。さらに、自動で駐車を行なう「トヨタチームメイト アドバンストパーク」、従来の前後進行方向に加え、側方の静止物も検知対象として、接触回避を支援する「パーキングサポートブレーキ」も搭載している。

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