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吸う“ひと休み”デバイス「ZORN」。脈波を測定して休憩時間を提案
2021年6月15日 17:45
BREATHERは、吸引することでカフェインやGABAを摂取して“ひと休み”するためのデバイス「ZORN(ゾーン)」を、6月15日に発売する。価格は11,990円で、BREATHER専用カートリッジは1,980円。
ZORNは、個々人にフィットした休憩体験を提案するブリージングデバイス。BREATHERは2019年12月に同様のブリージングデバイスとして「ston」を発売している。
ZORN、stonともに、デバイスに専用カートリッジを取り付けて吸引すると、カートリッジ内のリキッドが熱せられて蒸気が発生し、蒸気に溶け込んだ成分の味や香りを楽しむことができる。カートリッジにはミントフレーバーでカフェイン配合の「POWER」と、ココナッツフレーバーでGABA配合の「CALM」をラインアップしている。
ZORNでは新たに“ひと休み”センサーを搭載。ボタンを素早く2回押してからセンサーに指を当てることで脈波を測定し、適した休憩時間を青(3分)、黄色(5分)、赤(10分)の3段階でレコメンドする。
これが「個々人にフィットした休憩体験を提案する」としている点。BREATHER CEO 菅沼辰矢氏は「多くの人はひと休みする時間を、自分の状態ではなく、働いた時間によって決めている。しかし仕事には大変な時もあれば簡単な時もある。本来は、休憩時間はその時のその人に合った長さであるべきで、ZORNによりパーソナライズされた時間の目安を提示できれば、ひと休みの質が上がると考えている」との想いを語った。
デザインについては、stonでは工業品から離した自然になじむような小石をモチーフとしたものを採用。これに対しZORNでは、一休みセンサー搭載という特徴から、ガジェットに寄せていきたいという考えから決めていったという。
ZORNというネーミングは、「Zoom」と「Turn」から来ており、Zoom=集中する、Turn=立ち戻るを繰り返していく中で成果が上げられればという思いで名づけられている。
カラーはブラックとホワイト。サイズは約150×21mm(全長×直径)、重さは約31g。バッテリーはリチウムイオン充電池。販売はBREATHER Official Store。また、b8ta Tokyo(有楽町店、新宿マルイ店)にて展示されるが、購入はできない。