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JR西「WESTER」アプリ、JR東・四国やICOCA連携
2021年3月15日 19:11
JR西日本は、公式MaaSアプリ「WESTER」に新機能を追加。遅れを考慮した経路検索機能や、J-WESTネット会員/ICOCA連携などの機能を搭載した。既存の「J-WESTQuick!」アプリについては、2021年度中にサービスを終了する予定。
JR東日本との連携により、JR西日本エリア内及びJR東日本エリア内の一部路線を対象に、列車の遅延情報を考慮した経路検索機能(リアルタイム経路検索)が可能になった。これにより遅れ時分など最新の列車運行情報を基にした目的地までの経路を調べることができ、直近の状況にあわせた移動プランを組める。
JR四国や西日本ジェイアールバス、中国ジェイアールバスなどとも連携。JR四国とは、「JR四国列車運行案内」に「便利サービス」ページからアクセス可能にすることで利便性を向上。西日本ジェイアールバス、中国ジェイアールバスについては、両社の公式サイトへ「予約」ページからアクセス可能にすることで、高速バス等の運行情報や経路検索、予約がスムーズになる。
また、JR西日本の列車ネット予約サービス「e5489(いいごよやく)」については、列車予約・決済や列車走行位置情報ページの閲覧がアプリ内で完結するようになり、使い勝手を向上させた。マイ駅/マイ区間/画面表示設定等のデータ引継ぎ機能も追加され、機種変更時等にアプリ情報の引継ぎが可能になった。
J-WESTネット会員向けの「会員メニュー」も追加。メニュー内でJ-WEST IDとJ-WESTパスワードを登録すると、e5489等のJ-WESTネット会員サービスや、キャンペーン情報にアクセスできるようになる。たとえば、J-WESTカード会員はJ-WESTポイント照会ページ、SMART ICOCA会員はICOCAポイント付与履歴照会ページ、ICOCA利用履歴等が確認可能。4月から始まる時差通勤でポイントが貰える「ICOCAでジサポ」では、ICOCAポイントに加え、クーポンも配信予定。
その他、JR西日本グループ4社が共同で提供するテイクアウトサービスに「予約」ページからアクセスできるほか、山陽新幹線車内販売メニューも「便利サービス」から簡単に確認できるようになった。せとうち観光ナビ「setowa」にも便利サービスからアクセスできる。
4月末にもアップデートにより機能を追加。他交通事業者とのさらなる連携拡大(マイ駅の他社駅設定等)、経路検索画面で調べた区間の高速バス予約サイトへの連携、おでかけ画面のデザイン改良などを予定している。