ドコモ、英語音声を自動文字起こしする「Otter」のビジネス版

NTTドコモは、米Otter.ai社による英語音声自動文字起こしサービス「Otter」と、Businessプランの日本における2年間の独占販売契約を締結した。ドコモは、国際的な交渉・会議の多い日本法人向けに、英語の議事録作成作業を自動化できる「Otter」のBusinessプランを3月9日から販売する。料金は1アカウント33,000円/年(税込)。

「Otter」は、前後の文脈に合わせて文章を自動修正しながらリアルタイムに精度の高い文字起こしを行なえる英語音声自動文字起こしサービス。発話者の音声を識別し、複数の発話者と内容をセットでデータ化も可能。

ドコモを通じて契約することで、日本企業でニーズが高い日本円での請求書払いが選択でき、Otter Businessプランを利用可能となる。Otter利用者は、英語での会議や講演会、インタビューなどの議事録やレポートの作成時間を大幅に削減できる。

Otter Businessプランでは無料プランの主要機能に加え、以下の主な機能が利用できる。

• Zoomミーティング/ウェビナーで、アプリ間連携により、参加者全員の音声文字起こし(Zoom Proプラン以上の契約が必須)
• 会話録音データの一元管理
• チーム内での固有名詞/人名 単語登録、およびその共有
• チーム内でユーザーの音声識別情報を相互共有、およびその情報に基づく話者分類
• 使用状況に関する統計レポートの確認
• SSO認証の適応が可能(※適応条件：使用者数100名以上)

ドコモは、100%子会社であるNTTドコモ・ベンチャーズを通じ、Otter.ai社に3月に追加出資する。また、自動翻訳アプリ「はなして翻訳」のドコモと、Otter、機械翻訳サービス「Mirai Translator」のみらい翻訳の3社で連携し、より高度なサービス提供に向けて検討を進めていく。