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COCOA、Androidで接触通知しない不具合を解消。1日1回起動を

厚生労働省は18日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の最新バージョン1.2.2の配布を開始した。AnrdoidとiOSのそれぞれが更新され、Androidでは陽性者との接触について通知を受けられなかった問題を解消。また、アプリが初期化されたように見えてしまう(利用開始日がリセットされる)不具合も解消した。

大きな不具合の修正のため、速やかにバージョンアップを行なうよう呼びかけている。

接触確認アプリは、陽性登録を行なったアプリ利用者との1m以内15分以上の接触について、検知・通知を行ない、利用者に新型コロナ感染の可能性を知らせる。しかしAndroid版は、昨年9月28日のバージョンアップ(1.1.4)以降、接触が正しく通知されないという不具合が確認されていた。1.2.2は、この問題を解消するとともに、本来通知すべきよりも多い接触件数が表示される問題もあわせて解消している。

また、Android/iOSのそれぞれで、利用開始後しばらく経った後に、アプリが初期化される(利用規約等への同意画面が再度表示される、または継続使用日数が0日に戻る)問題が一部の端末で発生していたが、この問題についても改善した。

なお、アップデートに向けた動作検証の結果として、iOS 13.5端末で接触通知を受け取ることができないケースがあることがわかったという。iOS 14シリーズでは通知を受け取れるため、OSをアップデートするよう求めている。

また、Android端末の問題とは別の原因により、「iOS端末で接触を通知できないケースがあるのではないか」との指摘がGitHubでなされている。この問題についても調査を行ない、不具合の解消に努めるとしている。

Android利用者にも速やかなバージョンアップを要請。また、アプリを再起動することで接触に関する情報を端末にダウンロードし、各端末内の記録と照合・通知を行なうため、当面は定期的にアプリを再起動するよう呼びかけている(1日1回程度)。

なお、アプリを立ち上げ、アマビエのイラストと「STOP感染拡大」の文字の画面が表示が確認できると「再起動」となる。アプリを立ち上げてもアマビエのイラストと「STOP感染拡大」の文字の画面を挟まずにホーム画面が表示された場合は、アプリを強制終了し、再度アプリを立ち上げる必要がある。

厚生労働省は、今回の不具合発生をうけ、今後のCOCOAの運営(開発・運用)にあたるため、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室と厚生労働省の連携チームを発足。専門家などの意見を聴きながら、対応していく。