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120型の大画面を空中に エプソン新「MOVERIO」。Google Play対応

エプソンのスマートグラス「BT-40」

エプソンは、眼鏡のようにかけるだけで、目の前で大画面視聴が楽しめる両眼シースルー・スマートグラス「MOVERIO」より、120型相当の画面を表示する「BT-40」を発表した。スマートグラス単体に加え、Android OS搭載のコントローラーをセットにした「BT-40S」も販売する。いずれも3月下旬発売予定で、価格はオープンプライス。直販価格はスマートグラス単体が64,900円、コントローラーセットが115,500円。

コントローラーはオプション(型番:BO-IC400)として単体でも販売。既存のモニターモデル「BT-30E/35E」と組み合わせることができる。4月発売予定で価格はオープンプライス。直販価格は64,900円。

エプソン独自の0.45型シリコンOLEDを採用したメガネタイプのヘッドセット。約2.5m先に60型相当、約5m先に120型相当の画面を表示できる。解像度はフルHD/1,920×1,080ドット。シースルースタイルのため、周りの状況を確認して、飲食しながらでも映像を楽しめる。

サイドバイサイド方式の映像データを視聴する場合、ボタン操作で3D表示に切替可能。左右独立ディスプレイを採用しているため、画像が二重になるクロストークが起きず、クリアで迫力ある3D映像が視聴できるという。

USB Type-C端子を備え、DisplayPort Alternate Modeをサポート。同機能に対応したスマートフォンやPCにつなげることで、機器の画面を表示できる。電源はUSB Type-C経由で接続している端末から映像とともに供給される。

テンプルはより広い面で支える構造になり、下を向いてもズレにくく、疲れにくい快適な装着性を実現。板バネ式構造も採用し、小顔のユーザーでも安定して装着できる。幅144mmまでのメガネなら、メガネの上からでも装着可能。

本体はIPX2の生活防水仕様で、明るい場所での使用時や、映像に集中したい場合に利用できるマグネット式シェードも同梱される。

地磁気/加速度/ジャイロ/照度センサーや4極ミニジャックを搭載。外形寸法はシェードなしで194×164×41mm(幅×奥行き×高さ)、重さはシェード、ケーブルなしで約95g。

Android OSを搭載したコントローラー

コントローラーはタッチ操作対応の約3インチIPS液晶やWi-Fiなどを搭載。OSとしてAndroid 9を採用しているため、Google Playからアプリをダウンロードして、動画配信サービスなどを楽むことができる。プロセッサーはQualcommのSnapdragon XR1、本体ストレージ容量は64GB、メモリ容量は4GB。

出力0.5Wのスピーカーや3.5mmステレオミニ端子、マイク、約1,300万画素のカメラなども備えた。

micro SDカードスロットを備え、最大2TBまでのmicro SDカードを利用可能。自分で撮影した動画や写真などを保存して、MOVERIOで再生できる。Bluetooth 5.0準拠で、キーボードやイヤフォン、スピーカーなどをワイヤレスで接続できる。

3,400mAhのバッテリーを内蔵。ヘッドセット接続用とは別にUSB Type-C端子を備えているため、コンセントやモバイルバッテリーに接続しながらでも利用できる。ヘッドセットど同様にIPX2の生活防水仕様。

外形寸法は55×110×23mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約180g。