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帝国ホテル、「ホテルに住む」アパートメント事業。月36万円
2021年2月1日 17:00
帝国ホテル 東京は、新規事業として「帝国ホテル サービスアパートメント」を開始する。客室の一部をサービスアパートメントとし、5泊からの宿泊に対応する。料金は5泊15万円から、月額36万円から(税込・サービス料込/以下同)。予約開始は2月1日、利用開始は3月15日。
帝国ホテル サービスアパートメント開始にあたり、タワー館の客室3フロアの一部を改修し、99室のサービスアパートメントとした。旅館業法に則った事業のため、一般的なサービスアパートメントのような煩雑な契約が不要であることを特徴とする。
客室内にキッチンや大型冷蔵庫などの設置はないものの、専属サービスアテンダントによる24時間対応のサービスなどをベースに、ルームサービスによる食事や、シャツ類のランドリーサービスをサブスクリプション方式で提供。ホテルならではのサービスや設備を活用して滞在可能としている。
料金体系は最低5泊から設定。スタジオタイプ(約30m2)の場合、5泊で15万円で、6泊目以降は1泊3万円。月額(30泊)では36万円。そのほか、コネクティングスタジオ(約34m2+36m2)は5泊30万円、月額72万円、プレミアスタジオ(約50m2)は5泊25万円、月額60万円。料金は7月15日までの期間が対象。
定額サービスは、ルームサービスによる食事が6万円/30日、3万円/7日、ランドリーサービスが3万円/30日、1万円/7日。
アパートメントフロアには共同利用スペースの「コミュニティルーム」を設置。朝食のパンを無料で提供するほか、洗濯乾燥機、電子レンジなどを自由に利用できる。
そのほか、ホテルラウンジでのコーヒーまたは紅茶の提供、駐車場利用(1室につき1台)、フィットネスセンター・プール・サウナ利用(当面は予約制)、ミーティングルーム(予約制)、ビジネスラウンジの利用、荷物預かり(数量等制限あり)などのサービスが、基本料金に含まれている。
サービスアパートメント事業では、エグゼクティブ層を中心とした第2の仕事場としての利用や、企業規模でのBCP対策、富裕層のセカンドハウスなどの需要を見込む。