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甲子園球場、顔認証による入場の実証実験
2021年1月20日 21:15
阪神電気鉄道はビットキーと協業し、阪神甲子園球場において顔認証による入場管理の実証実験を実施する。
実証実験の目的は、新しいスタジアムのあり方を検討するための顔認証技術の実用性の検証。非接触化への取り組みを推し進めるとともに、入場認証プロセスの簡素化や待ち時間の軽減など、より快適に球場に入退場できるようになることを見込む。
実証実験では、ビットキーが提供するシステムに、実験対象者の顔情報を事前に登録。実験対象者が球場入場時に、顔認証システムが搭載されたタブレット端末に顔を読み取らせると、認証結果を判定する。対象者は関係者約40名。実施期間は1月21日から3月下旬。
ビットキーは、自律分散型のデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」等を独自開発。顔認証による入場管理に加え、顔認証決済や、社内データと顔認証データを掛け合わせたデジタルマーケティングなど、「顔パス」「手ぶら」「個々の顧客に最適化された情報受信」などの新しい球場体験の実現が期待できるとしている。
阪神甲子園球場では非接触での入場認証を実現するため、2020年度からチケットに印字されたQRコードを人が端末で読み取る認証方式を導入している。