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手ぶらで入店「レジレス」非接触のコンビニ実証実験。富士通と光洋

光洋ショップ‐プラスと富士通は、一般向けとしては日本初となる、生体認証技術による本人確認を行なうレジなし店舗の実証実験を、光洋が運営するコンビニエンスストア「グリーンリーブスプラス横浜テクノタワーホテル店」で開始した。4月1日からは同店舗で本格運用が開始される予定。

来店客は事前にスマートフォンアプリ「GreenLeaves+」をダウンロードしクレジットカード情報を登録後、アプリに表示されたQRコードで入店。入店後は、店内に設置されたカメラや重量センサーなどのIoTとクラウド上のAIを組み合わせることにより来店客の動きや購入商品を判別。来店客は商品を持ってそのまま退店することで自動的に決済が完了し、スマートフォンに送られる電子レシートで購入履歴を確認できる。

さらに、手のひら静脈と顔情報のみで本人を特定できるマルチ生体認証技術も活用。手のひら静脈と顔の情報をスマートフォンアプリと紐づけて事前に登録することで、スマートフォンを使用することなく手ぶらでの入店も可能になる。

富士通が光洋向けにレジレスソリューション「Zippin」とマルチ生体認証を活用したレジレスシステムを構築。光洋は本システムを活用することで、購入者と店員との接触防止による新型コロナウイルス感染症対策への効果、レジなし店舗において品揃えの最適化やレジ待ちストレスの解消による顧客満足度の高い購買空間の提供について検証していく。

光洋は今後、病院・施設内のコンビニエンスストアやレストラン、カフェなど、レジなし店舗とのシナジー効果が見込める複合店舗の開発を目指す。2024年までの3年間で、病院職員向け店舗およびマイクロマーケットなどで、30店舗以上へのレジレスシステムを導入する計画。

富士通は、光洋の病院向けレジなし店舗展開に向け、技術と運用の両面から支援し、レジなし店舗という新しい購買体験の実用化に貢献していく。