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小田急、「ロマンスカーミュージアム」'21年4月開業。実車や巨大ジオラマ展示
2020年11月30日 18:30
小田急電鉄は、小田急線海老名駅隣接地で、「ロマンスカーミュージアム」を2021年4月中旬に開業する。これに先駆け、ミュージアムの「ロゴマーク」及び「館内の主要コンテンツの概要」を公開した。
ロマンスカーミュージアムは、1927年の小田急線開業以来初となる屋内常設展示施設。施設は、海老名電車基地とエリア開発が進む「ViNA GARDENS」とも隣接し、小田急の歴史を後世に伝え、新たに誕生する街のシンボルとして賑わいを創出するという。
ロゴマークは、「ロマンスカー(Romancecar)」や「鉄道(Railway)」の頭文字である「R」をベースに、「トンネルを通過する流線形の列車＝ロマンスカー」を表現。積み木のようにシンプルな形状を組み合わせることで、「親しみやすく、子どもたちのインスピレーションをかき立てる存在でありたい」との想いを込めた。
1階には小田急線開業当時の車両である「モハ1」の展示や、ロマンスカーの歴史を凝縮したショートムービーを放映する「ヒストリーシアター」の他、歴代の特急ロマンスカー5車種を展示。一部の車両は乗車して車内も見学できる。
展示車種は下記の通り。
・特急ロマンスカー・SE(3000形)：3両
・特急ロマンスカー・NSE(3100形)：3両
・特急ロマンスカー・LSE(7000形)：1両
・特急ロマンスカー・HiSE(10000形)：1両
・特急ロマンスカー・RSE(20000形)：2両
2階は、「ジオラマパーク」「キッズロマンスカーパーク」「ミュージアムショップ」「カフェ(名称未定)」やトイレ、授乳室、ベビーカー置き場などを設置。
ジオラマパークは、小田急沿線を模した国内最大級の巨大ジオラマ。近郊区間の複々線といった鉄道設備から箱根・江の島・大山などの観光地まで、小田急線の特徴や魅力を、「HOゲージ」の模型を中心に再現する。
ジオラマの背景はすべてスクリーンとなり、ジオラマ上の列車の動きにあわせて映像やライティングなどで演出。ジオラマを上から俯瞰できるデッキ「ジオラマビューテラス」も設置する。
キッズロマンスカーパークは、ロマンスカーをテーマにした、子供のための空間。木で出来たロマンスカーの中に多数の遊具を設置する。パーク中心には紙で作られた街が広がり、自分だけのペーパートレインを走らせることができる。
1980年の就役から40年近く活躍した特急ロマンスカー・LSEの実際の運転台を活用した「運転シミュレーター」も展示。LSEの展望席上に設置されていた運転席の高い位置から見た運転風景再現したほか、実施あの運転操作機器をそのまま活用している。実際にLSEを運転していた運転士がテストを行ない、リアルさを追求している。
ミュージアムショップには、小田急グッズショップ「TRAINS」が出展。限定商品を発売する。カフェはペデストリアンデッキに面し、ロマンスカーミュージアムの来館者でなくても楽しめる。ロマンスカーや小田急沿線にちなんだメニューも用意する。
3階は「ステーションビューテラス」で、海老名駅や海老名電車基地を行き交う電車を一望できる屋上テラスとなる。
所在地は、神奈川県海老名市めぐみ町(小田急線小田原線 海老名駅隣接地)。敷地面積は約4,000m2。延床面積約4,400m2。鉄骨造 地上2階建。
