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LINE PayがiD決済対応。LINEアプリからVisaプリペイドカード発行

三井住友カードとLINE Payは、提携関係を強化し、LINE PayにおいてiDのタッチ決済に対応する。また、Visa LINE Payクレジットカードで展開している「チャージ&ペイ」を三井住友カードのクレジットカードでも対応する。

両社は、4月からVisa LINE Pay クレジットカードの発行を開始している。この強力関係を強化し、モバイルペイメントとクレジットカードを組み合わせた新たなキャッシュレスサービスを展開する。

LINE上でプリペイドカード発行。iD決済

12月には、LINEアプリ内で「Visa LINE Pay プリペイドカード」の発行に対応。Apple PayとGoogle Payにも対応し、LINE Payを全国のiD加盟店で利用可能にする。

なお、Visa LINE Pay プリペイドカードの提供開始に伴い、LINE Payが従来発行していたJCBブランドプリペイド「LINE Pay カード」の新規発行とGoogle Payへの登録(Androidのみ)を2020年12月頃に終了する。なお、カードの利用やQUICPayでの支払いはカードの期限まで利用できる。

また、Visa LINE Pay クレジットカード以外の三井住友カード発行のVisaブランドクレジットカードでも、「チャージ&ペイ」に対応。チャージ&ペイは、クレジットカードをLINE Payに登録し、事前チャージ不要でLINE Pay加盟店でスマートフォン決済できる機能。2021年春の対応を予定している。

さらに、Visa LINE Payカードで9月から対応したLINEのでの利用通知を、三井住友カードのほかのカードでも順次導入。利便性向上だけでなく、不正利用の早期発見などセキュリティ強化にも貢献できるという。また、三井住友カードアプリ「Vpass」と連携により、三井住友カード会員がLINE上でクレジットカードの各種手続きや設定を行なえるようにする。「CLOVA Chatbot」も導入し、三井住友カードのLINE公式アカウントからのチャットボットによる問い合わせにも対応予定。

また、三井住友カード会員が「LINE」の各種サービスを利用した際、通常よりも上乗せしたVポイント還元を実施する。

加盟店向けサービスでも提携強化

加盟店向けの展開でも連携を強化。三井住友カード加盟店へのLINE Pay導入を推進するとともに、LINEと三井住友カードの「stera」の機能を活用した加盟店向けサービスの利便性の向上を図る。

「stera terminal」へのLINE PayのQRコード決済導入を拡大し、加盟店は一元的に対応が可能になるほか、LINEとsteraの双方の機能や両社の保有するデータを活用した、新たなサービス、マーケティングソリューションをなどでも協力する。