金融庁、銀行や決済事業者に不正利用対策を要請。「完了までは新規登録停止を」

金融庁は15日、ドコモ口座やゆうちょ銀行など、決済サービスを通じた銀行口座からの不正出金が発生した問題について、銀行と資金移動業者に対応強化を要請した。

銀行と資金移動業者の双方に向け、両者の間の口座振替契約(チャージ契約)において、資金移動業者のアカウントと銀行口座を連携して口座振替を行なうプロセスに脆弱性がないか確認するよう要請。問題がある場合は、アカウントとの連携時における認証手続の強化(多要素認証の導入など)など、セキュリティ強化を求めている。

また、対策完了までは、新規連携や資金移動業者等のアカウントへの資金のチャージを一時停止するよう要請している。

問題発生時には、金融庁への報告を求めるとともに、過去に被害が生じていなかったかを確認し、被害が発覚した場合は直ちに連絡するよう求めている。