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野村證券、資産管理アプリ「OneStock」。資産寿命を延ばす

野村證券は29日、資産管理アプリ「OneStock(ワンストック)」のiOS版を提供開始した。野村證券口座開設者以外でも無料で利用可能で、マネーフォワードと共同で開発。Android版は後日提供予定としている。

OneStockは、銀行や証券など、さまざまな金融機関で保有する資産を自動連携し、「資産の見える化」を実現するアプリ。現在の資産状況を把握し、将来に向けて「資産寿命」を延ばすための対策・検討などに活用できる。

無料で利用できるが、資産の更新頻度が高い有料の「プレミアムサービス」(月額550円/税込)も展開し、プレミアムサービスのみの機能も用意される。なお、6月29日から半年間は無料キャンペーンとして全利用者がプレミアムの機能を利用できる。

特徴は、野村證券の年金研究所によるノウハウ・統計データなどを活用し、「資産寿命」を計算するロジックを活用すること。年齢や金融資産など、22項目の入力で、資産の寿命が算出される。

複数の金融機関の資産を自動連携し、資産を一元管理できるほか、月間・年間の資産全体の推移、個別銘柄のパフォーマンスを一覧できる「資産レポート」機能や、金融資産額や運用資産比率などを自分と似たユーザーと比較できる「あなたの状況」(プレミアムサービスのみ)などの機能も備えている。

29日時点での連携可能資産は、預金・MRF・外貨預金・外貨MMF・国内株式・外国株式・国内投信・国内債券・外国債券・確定拠出年金。今後機能追加や、保険・不動産等の資産連携についても段階的に導入していく計画。