ヤフー、誹謗中傷投稿への対策を強化。コメント削除技術を他社提供

ヤフーは、個人に対する誹謗中傷等を防ぐため、現在「Yahoo!ニュース コメント」において導入している深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)のさらなる活用など、対策を強化すると発表した。

同社では、専門チームによるパトロールや、深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)を利用した不適切な投稿対策を実施している。Yahoo!ニュース コメントでは、深層学習を用いた自然言語処理モデルによる検知を通して、1日平均約2万件の不適切な投稿(記事との関連性の低いコメントや誹謗中傷等の書き込みなど)の削除しているが、この自然言語処理モデルを他の投稿系サービス事業者への技術提供も進めていく方針。

これらの問題への対処にあたっては、法的課題や実務的課題があるため、デジタル時代に即した共通規範に基づき解決すべく、議論を行な検討会を2020年6月中めどに設置。検討会においては、法律家のみならず幅広い分野から有識者を募り検討し、その結果を公表していく。