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シャープ、個人向けにマスク販売を開始。1箱50枚入りで2,980円

シャープは、4月21日10時よりECサイト「SHARP COCORO LIFE」で、個人向けのマスク販売を開始する。1箱あたり50枚入りの不織布マスク「MA-1050」を発売し、価格は2,980円(送料別)。送料は660円(税込)で佐川急便での配達となる。支払い方法はクレジットカード。

一人でも多くの人にマスクを届けるため、1人あたり1箱限定とするほか、購入日含め3日間は再購入を禁止。期間中に複数購入したと判断される場合は、注文をキャンセルする。注文確定後、通常は2~7日で配送する。なお、発売から5月10日までは、毎日午前10時頃に在庫を補充する。

【更新】4月21日の販売開始後、予想を大幅に上回るアクセスが集中し、購入できない問題が発生。COCORO+など同社サービスにも影響した。問題解消を図るべく、対策を進めており、次回販売については、専用サイトで別途案内する(4月22日1時30分追記)

シャープのマスクは、液晶パネルも製造可能な三重県多気工場のクリーンルームで製造。ウィルス飛沫や微粒子も99%カットし、立体三重構造で、花粉よりもさらに小さい生体ウイルスや微粒子からもしっかりガードできるという。

三重県多気工場

VFE試験やPFE試験でも99%以上の結果を確認。PM2.5や花粉の侵入を防ぐ「99%カットフィルター」を採用し、PM2.5や花粉の対策として利用できる。また、鼻のラインに合わせてぴったりフィットするノーズフィッターで、マスクの隙間を減らし、メガネの曇りを抑える。本体サイズは約95×175mm。マスクの下部にはSHARPのロゴが入っている。

シャープは、日本政府からの要請を受け、三重工場のクリーンルームにおけるマスクの生産を2月28日に決定。3月31日より、日本政府向けに出荷を開始しており、今回個人向けの販売も決定した。当初は3,000箱/日(15万枚/日)で、今後の生産能力の増強に伴い、10,000箱/日(50万枚/日)までの拡大を予定している。

なお、マスクの転売行為は法律で禁止されており、違反した場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。