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蛍光灯の光で発電するバッテリー搭載型デスク「LOOPLINE T1」

大成とデザインオフィス ラインは、サステナブルな内装家具をコンセプトとしたブランド「LOOPLINE(ループライン)」を立ち上げ、その第1弾としてバッテリー搭載型のオフィス用デスク「LOOPLINE T1」を、10日より販売開始した。

LOOPLINE T1 イメージ

LOOPLINE T1はデスク天板に、リコー社製色素増感太陽電池を48枚搭載。LED照明や蛍光灯等の室内光量で充電ができる。

デスク引き出し内部には、取り外しが可能なバッテリーを搭載しており、バッテリーは持ち運びも可能。また、側面にあるAC電源プラグ(計8口)やUSBポート(Type-A、Type-C/12ポート)から、パソコンやスマートフォンに電力を供給できる。

搭載されている色素増感太陽電池は、リコーが開発した、電解質を固体材料のみで構成したもの。

色素増感太陽電池は、散乱光や屋内照明等の微弱光でも効率よく発電できる太陽電池で、一般的に液体の電解質を用いていることを起因とした安全性や耐久性の課題があったという。

リコーは、この課題を材料、構造、製造方法における独自技術により、安全性と耐久性の確保、発電効率の向上を可能とする、完全固体型色素増感太陽電池を開発した。

リコーが開発した完全固体型色素増感太陽電池のデバイス構造

バッテリーは最大で総容量3,000Wh、ポータブルバッテリーは最大8台(144Wh×4台、289Wh×4台)。

デスクの芯材を紙製とすることによる環境への配慮もしている。

基本サイズは1,200×2,600×700mm(縦×横×高さ)、1,200×2,100×700mm、600×1600×700mmの3モデル。基本カラーはホワイト、ブラック、ウォルナット、バーズアイメープル、ホワイトオークの5色。基本サイズ・カラー以外にも、大きさや色を自由に決められるカスタムメイドも可能。