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宅配ロボット CarriRo Deli。新色ブルーが慶応大でコンビニ宅配サービス実証実験

ZMPは、宅配ロボット「CarriRo Deli(キャリロデリ)」の新色ブルーカラーモデルを発表した。新色のブルーも、イエローカラーと同様にZMPが販売していた家庭用二足歩行ロボット「nuvo」と同じカラーを採用している。

宅配ロボット CarriRo Deliの取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募した、平成29年度「AIシステム共同開発支援事業」に対して、ZMPが慶應義塾大学SFC研究所、ローソンと共同で行なった「AIを活用した安全確実な宅配ロボットシステムの開発及び実証」に関する提案が採択されたもの。

2019年1月より慶應義塾大学SFC研究所のキャンパス内において日本初となるコンビニ宅配サービス実証実験を開始する。注文から受取りに至る一連の動作のスマート化を図り、ラストワンマイルの無人化に挑戦するとしている。

CarriRo Deliは、ZMPが、自動車の自動運転技術開発で培った自律移動技術を応用して物流のラストワンマイルの課題解消や、日々の買い物を手助けすることを目指し、歩道を自動で移動する宅配ロボットとして開発。

宅配ボックスを搭載し、カメラやレーザセンサで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行して、荷物を目的地へ届ける。カラーはレッド、シルバー、イエロー、ブルーの4色。宅配ボックスは1ボックス、4ボックス、8ボックスタイプに交換可能。

4ボックスタイプ
8ボックスタイプ

CarriRo Deliの動力は電動。大きさは65.4×96.2×95.6cm(幅×長さ×高さ)。最大積載量は50kg。最高時速6km。充電時間最大4時間で約12時間駆動。通信方式は4GとWi-Fiに対応。

ZMPは、店舗からの配達サービスだけでなく、住宅への集荷や移動店舗などもCarriRo Deliの利用イメージとして挙げている。

CarriRo Deliを活用した利用イメージ