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EV充電器をマンション全駐車区画へ設置可能に。大京

大京は、今後開発する分譲マンションの全駐車区画に電気自動車(EV)充電コンセントを設置可能にする業界初の試みを開始した。当面は駐車区画の50%にEV充電コンセントを設置し、残りの駐車区画にもEV充電設備用の空配管を事前に設置しておき、将来のEV充電需要に対応できるようにする。大京は2010年から駐車区画の10%にEV充電器を設置する取り組みを行なっていたが、これを拡大する。

導入するのはユビの電気自動車充電サービス「WeCharge」。すべてのEV・プラグインハイブリッド(PHV)車に対応し、利用手続きから充電量算出、精算までをスマートフォンのアプリで完結できる。EVの利用頻度などライフスタイルにあわせた5つの料金プランから、好みの料金体系を設定可能。ベーシックプランは、月額基本料が無料で充電利用料金が176円/時間、ショートプランは月額1,100円で、30kWhまで定額、超過料金は49.5円/kWhなど。

使用料金はユビ電が集金し、ユビ電から電気料金相当額が管理組合に支払われるため、管理会社の集金の手間を軽減できる。

これまで、マンション駐車場へのEV充電設備導入は、車両ごとの使用電気量の計測や支払スキームの構築が困難なことが普及の妨げとなっていた。WeChargeによってマンションの共用部である駐車場でも、利用者が充電に使った分だけ電気代を支払うことが可能になる。