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ローソン、新惣菜「マチのデリ」売場はデパ地下のように見栄え良く

ローソンは、6月22日より店舗限定で販売を開始した惣菜シリーズ「マチのデリ」用に新たに導入した什器を、メディア向けに公開した。

マチのデリは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県の店舗のうちの約2割にあたる約1,200店舗で取り扱う、新しい惣菜シリーズ。価格は120円から330円。小容量サイズにすることで、自分の好きなものをちょっとずつ自由に組み合わせて食べたいというニーズへの対応を見込む。

ローソン、惣菜の新シリーズ「マチのデリ」。小容量で複数買いやすく

マチのデリのポスター
マチのデリ(左)は通常のサラダ商品(右)よりも小さめ

マチのデリ導入に当たり、ローソンではデパ地下を参考にしたという新しい什器を導入。主にスイーツなどを陳列していたアイランド什器に形は似ているが、スイーツ用の什器よりも大きく、照明が明るいことを特徴としている。

新たに導入したアイランド什器

具体的には、什器の段ごとに照明が設置されているほか、什器の上部に鏡を、周辺の天井にも照明を設置することで、明るく見やすく、かつおいしそうに見えるようにしているという。

すべての商品が明るく見えるよう、段ごとに照明が設置されている

また、同じ什器にマチのデリ以外の惣菜やスイーツ類も陳列し、買い回りのしやすさを図っている。

惣菜類の逆サイドにはスイーツ類が陳列されている

今回メディア向けに公開した店舗はローソン 江東東雲店で、大型の什器が導入されているが、小さめの店舗にも対応できるよう、同じように明るいディスプレイが可能な小型のタイプも用意しているという。また、新しいディスプレイを導入できない店舗では、壁面の冷蔵ケースに陳列する場合もある。

壁面の冷蔵ケース。並べられているのはマチのデリではないが、同じように装飾されていた

マチのデリでは、サラダ類など冷蔵ケースに並べられる商品以外に、フライドフーズもラインアップ。またマチのデリとしての販売ではないが、2個入りのから揚げなども用意する。

マチのデリ フライドフーズのラインアップ

夏はサラダ中心に展開しているが、季節ごとにメニューを変えていく予定で、例えば冬にはグラタンなどを小容量にするといった展開を計画している。

なおローソンでは、エリア限定の商品展開はこれまでも行なってきたが、同じエリア内で店舗(商圏)を絞ってシリーズを展開するという取り組みは初。