Core i3-7350Kで作る
ハイコスパゲーミング
ハイコスパゲーミング
Core i3と3万円台ミドルレンジGPUでもここまで遊べる
前ページまでで紹介した2台のPCは重量級ゲームをターゲットにしたハイスペック構成。長く使えることは間違いないが、予算がちょっと……という人もいるだろう。せめて10万円程度(OS別)と考えている人には、この構成がバッチリ。Core i3の中でも4.2GHzとずば抜けてクロックの高い「Core i3-7350K」と、お手頃ミドルレンジのGeForce GTX 1060を組み合わせれば、立派なゲーミングPCの完成だ。低予算と言ってもHDDではなくSSDを使用し、PCケースもしっかりした設計のものを使っているため、極端に重いゲームでなければまったく問題ない。
「ファイナルファンタジーXIV」や「フィギュアヘッズ」といったCPU負荷の軽いゲームにはとくにオススメだ。画質を落とせば「ウォッチドッグス2」クラスも遊べるが、軽量系のゲームなら最高画質&フルHDで快適にプレイできる。
こんなユーザーにオススメ
・予算10万円程度でゲーミングPCが組みたい・eスポーツやMMORPGを中心に楽しみたい
・価格優先でも快適に使える性能は欲しい
低価格ゲーミングオススメ構成
カテゴリー | 製品名 |
---|---|
CPU | Intel Core i3-7350K(4.2GHz) |
マザーボード | GIGA-BYTE GA-H270N-WIFI(Intel H270) |
メモリ | CFD 販売 Crucial Ballistix Sport W4U2400BMS-4G(PC4-19200 DDR4 SDRAM 4GB×2) |
ビデオカード | ASUSTeK STRIX-GTX1060-DC2O6G(NVIDIA GeForce GTX 1060) |
SSD | Intel SSD 540s SSDSCKKW240H6X1(Serial ATA 3.0、TLC、240GB) |
PCケース | Fractal Design Define Nano S(Mini-ITX) |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-L5-500W/80+(500W、80PLUS Standard) |
CPUクーラー | Cooler Master Hyper TX3 EVO(サイドフロー、9cm角) |
電源分岐ケーブル | アイネックス ファン用二股電源ケーブル CA-084 |
合計 114,000円~ |
このゲームPCのポイント
CPU
Intel Core i3-7350K
低予算とはいえゲームが目的なのでCPUのクロックはなるべく高いものを選びたい。Core i5は予算10万円ではキビしいので、Core i3の最上位モデル7350Kがオススメ。4.2GHz動作は実に頼もしいビデオカード
ASUSTeK STRIX-GTX1060-DC2O6G
軽いゲーム中心、解像度もフルHD程度ならお手頃なGTX 1060がもっとも費用対効果がよい。発熱も消費電力も少ないので長時間プレイ時も安心だ持ち運びも苦にならないコンパクトサイズ
小型ケースとは思えない高い冷却力で安心
ゲームでの性能をチェック
ここでは負荷が軽めのゲームの代表として「フィギュアヘッズ」と「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」の公式ベンチマークテストでパフォーマンスをチェックした。比較対象はCore i7-2600Kの内蔵GPUを利用したマシン。当時はゲームのできる高性能な内蔵GPUと言われていたが、現行ゲームではグラフのとおり。フィギュアヘッズはパワーがなさ過ぎてマウスすら重い。ファイナルファンタジーXIVにいたっては紙芝居に近い状態だ。しかしCore i3-7350K&GTX 1060の組み合わせなら、フルHD&最高画質設定でもなめらか。ファイナルファンタジーXIVならフルHDで平均90fps以上、WQHDでも平均60fps以上(いずれも公式ベンチ実行中のフレームレート)出せる。
※1,920x1,080ドットの映像をHDMI経由で1,280x720@60fpsでキャプチャ。動画内のフレームレートやスコアは記事作成時のものとは若干異なります
※価格は2017年4月上旬現在のものです