東芝、家庭用ソフト付属のオールインワンノート「PX100」

　東芝は14日、家庭向けの統合ソフト「ジャストホーム」をプリインストールしたオールインワンノートPC「PX100」を発表、10月23日より販売開始する。価格はオープンプライスだが、店頭価格は20万円前後となる見込み。

　「PX100」は、どちらかというとビジネス向けのイメージが強い東芝のノートPCに新しく追加された家庭向け・入門者向けのオールインワンノートPC。ソフトもオフィスソフトではなく、家庭向けの統合ソフト「ジャストホーム」をプリインストール。「ジャストホーム」はワープロ・住所録・メール・ホームページ作成・はがき作成・画像アルバムなど、家庭でのパソコン用途をほぼカバーする機能を備えている。また、液晶部を閉じても内蔵CD-ROMドライブでCD再生などができる「CDプレイバックボタン」を装備している。

　このほか、「PX100」は東芝のノートPCでは初めて、ポインティングデバイスとしてタッチパッドを採用。東芝でこれまで採用してきたアキュポイントは、指をホームポジションから離さずに済むためブラインドタッチに慣れた中・上級者には支持者が多いが、「PX100」は初心者向けのため、タッチパッド採用を決めたという。

　購入者には東芝のインターネット接続プロバイダー「インフォペッパー」に入会金無料で加入でき、最大２カ月間使い放題の特典も付いている。

　「PX100」のおもな仕様を挙げると、CPUがAMD-K6-2/400MHz、12.1インチTFT液晶（800×600ドット）、56kbpsモデム内蔵、4.8GB HDD、64MBメモリ（最大192MB）、24倍速CD-ROMドライブなど。OSはWindows 98 Second Editionがプリインストールされている。

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◎関連URL
東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/about/press/1999_10/pr_j1401.htm

（工藤ひろえ）