1999/10/08 16:43
三洋電機、デジタルカメラ一体型PHS端末を開発
三洋電機は、デジタルカメラ一体型PHS端末を開発したと発表。デジタルカメラとPHS端末の複合商品で、デジタルカメラで撮影した画像をPHSデータ通信を利用して、短時間で送信することができる。
完成した試作機では、撮影してから1分以内に同型機を持つ相手に画像データを送信し終わるという。またインターネットを介してPCに画像データを送信することもできる。
三洋電機では2000年にも業務用途向けを中心として商品化、価格は10万円程度に抑える予定としている。また、さらに将来的にはデジタルカメラとCDMA端末との一体化も視野に入れて開発を進めていくという。
試作機は80万画素CCDを搭載したデジカメを内蔵、記録メディアはスマートメディアを採用している。画像ファイル形式はJPEGで、撮影データのサイズは640×480と320×240の2種。液晶は2インチ低温ポリシリコンTFT液晶を搭載している。
PHS部は32KのPIAFS通信に対応(将来的には64K PIAFSに対応する予定)、画像伝送時間は640×480の画像1枚で約30秒。電池はニッケル水素電池を採用、連続通話時間は約6時間、連続待ち受け時間は約500時間(いずれもカメラ部否動作時)。
なお、三洋電機は先日発表されたリチウムポリマー電池使用のCDMA端末と共に、この試作機を10日からスイスで開催される「Telecom '99」に出展する。
◎関連URL
三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
(工藤ひろえ)
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