郵政省は、インターネット上で毎月1回更新しているDSL普及の専用情報「DSL普及状況公開ページ」で11月末時点のDSL加入者(回線)数が5,347件(10月末比68%増)となったことを明らかにした。このうちNTT東日本エリアが4,672件、NTT西日本エリアが675件となっている。
また、サービス別の集計では東西NTTが設置するDSLモデムおよびDSLAM装置を他の事業者が利用してユーザーに提供する「第1種サービス」が720件、また東西NTT以外の事業者が自らDSLモデムなどを接続する「第2種サービス」が4,627件だった。
今回の統計で、DSL加入者数が約7割増加した背景には、「DSLの提供できるNTTの局数が増えたことで、サービス提供可能エリアが急速に拡大した」(郵政省電気通信局)ことが挙げられる。26日からはNTTグループがADSLの接続サービスを本格展開する予定であり、料金設定などで他の通信事業者との競争が繰り広げられることになる。
■URL
・DSL普及状況公開ページ
http://www.mpt.go.jp/whatsnew/dsl/index.html
・DSLの普及状況Webページ~郵政省が公開開始
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/22/doc1137.htm
・需要を根こそぎ?~東西NTT、ADSL本格参入の波紋
http://watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/20/doc1480.htm
(塩谷麻樹)
2000/12/26
10:36
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