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スマートフォンやタブレットにおいて、今、もっとも急速に利用シーンが拡大しているのが音楽や映像をいつでもどこでも楽しむモバイルエンタテインメントの分野だ。そんな中で、ドルビーラボラトリーズの「ドルビーモバイル」は、今までのモバイル環境では体験できなかった最高のエンタテインメントを演出する技術として、各方面から高い注目を集めている。シャープや富士通をはじめ、各社のスマートフォンやタブレットに相次いで搭載されている「ドルビーモバイル」とは、どんな技術なのだろうか。
この十数年、ケータイやスマートフォン、タブレットなどの登場により、私たちのモバイル環境は大きく変化を遂げた。インターネットの利用をはじめ、メールやSNSのコミュニケーション、クーポンや電子決済といった生活ツールなど、それまで限られた環境、限られた条件でしか利用できなかったものがモバイルの力を得ることにより、新しい利用シーンを創り出してきた。
ケータイからスマートフォン、タブレットへとモバイル市場が劇的に変化をする中、今、もっとも利用が拡大し始めているのがエンタテインメントの分野だ。かつて、音楽の世界においては、ウォークマンやiPodなどの登場により、限られた場所でしか楽しめなかった音楽がいつでもどこでも楽しめるようになったが、ケータイの音楽再生機能は音楽配信サービスなどと連携することにより、モバイル環境での音楽を一段と身近な存在にすることに成功した。
スマートフォンやタブレットにも手軽な音楽再生機能は継承されたが、オープンなプラットフォームの採用により、音楽だけでなく、映像やゲームを含めた多彩なエンタテインメントが楽しめるようになり、インターネットとの親和性の良さも相まって、モバイルエンタテインメントの世界は、今まで以上に大きく拡がりを見せようとしている。ほんの数年前まで、移動中にテレビドラマや映画を視聴したり、アーティストのプロモーションビデオを楽しむといった使い方は、あまり一般的ではなかったかもしれないが、今やモバイル環境でも視聴できるビデオ配信サービスを各社が提供するようになり、誰もが手軽にモバイルエンタテインメントを体験できるようになってきている。
そんな拡がりを見せるモバイルエンタテインメントの世界において、各方面で注目を集めているのがドルビーラボラトリーズの「ドルビーモバイル」だ。個人的に映画が好きということもあり、筆者自身もケータイ時代から注目していた技術のひとつだが、多彩なコンテンツが楽しめるスマートフォンやタブレットに搭載され、今まで以上にその価値が高まってきている。
「Dolby」という名前は、おそらく多くの読者が耳にし、目にしたことがあるだろう。たとえば、筆者のような『カセットテープ』を知る世代は「ドルビーBタイプノイズリダクション」を覚えているだろうし、映画の好きな人なら、「ドルビーサラウンド」や「ドルビーデジタル」のロゴをよく見かけているはずだ。ドルビーラボラトリーズは音響・映像技術の研究開発およびライセンスをしている企業で、映画や放送、ゲーム、ホームエンタテインメント、パソコン、モバイルなどの分野において、さまざまな技術を提供してきたことで知られる。私たちのような一般ユーザーは、映画のエンドクレジットやDVDのパッケージなどで「Dolby」のロゴをよく見かけるが、ドルビーの技術はこうした映像や音楽などのコンテンツを制作する現場で採用されており、プロ用音響および映像技術を持つ企業という位置付けにある。
こうしたポジションにあるドルビーがなぜ「ドルビーモバイル」などの技術を開発し、一般ユーザーが利用する機器にライセンスしているかというと、それは単純に「音を良くする」という意味合いだけでなく、映画や放送、ゲームなど、さまざまなコンテンツの制作に関わるクリエイターが「意図した音」を私たちユーザーが利用する環境でも正しく再現できるようにすることを目指しているからだ。たとえば、映画のワンシーンで、人が歩くときの足音がどう聞こえてくるのかによって、その人が何気なく歩いているのか、ソッと歩いているか、足音が響く廊下なのか、静かな廊下なのかなど、シーンのニュアンスが違ってくる。制作側と基本的に同じ技術をホームシアターなどで採用することにより、こうしたシーンのニュアンスなども制作者が意図したように、正しく再生できるというわけだ。映画館で体験している最高のエンタテインメント環境をDVD、Blu-ray ディスクで再現し、家庭で楽しむための「ドルビーデジタル」、「ドルビーデジタルプラス」、「ドルビーTrueHD」であり、これをスマートフォンやタブレットといったモバイル環境で実現するのが「ドルビーモバイル」なのだ。
では、ドルビーモバイルは具体的にどのような機能を備えているのだろうか。ドルビーモバイルの最新版である「ドルビーモバイル v3」にはいくつもの機能が盛り込まれているが、根本的には、モバイルサウンドにおける下記の3つの要素に集約できる。
まず、ひとつめとして挙げられるのが「サラウンド」だ。サラウンドはドルビーがもっとも得意とする技術のひとつで、より臨場感のある音を再生することができ、映画やドラマなどの映像を利用したコンテンツでは、シーンの臨場感を増す上で非常に重要な役割を果たす。また、音楽再生の際にも音の自然な広がりを表現できる。
2つめは「音質」だ。ケータイやスマートフォン、タブレットは、家庭で利用するテレビやホームシアターなどに比べ、ボディが小さいため、当然のことながら、スピーカーも小さくなり、どうしても再生能力が今ひとつ低くなってしまう。そこで、ドルビーモバイルではそれぞれのモデルで最適な音が再生できるように、機種ごとに個別にソフトウェアで音質をチューニングしている。
そして3つめは「音量」。音質同様、スマートフォンやタブレットのスピーカーは小型で出力も限られている上、ボディ自体が軽量なため、単純に音量を大きくしてしまうと、スピーカーの音割れやボディのびびりなどが起きてしまうが、ドルビーモバイルによって音の歪みや音割れを回避しながら、低音成分の再生を増強し、ユーザーにしっかりと音が聞こえるように補強している。
ドルビーモバイル v3では、上記3つの要素を底上げするための技術がパッケージされている
モノ to ステレオクリエーター | モノラル音声を検知し、音に深みをもたせて2チャンネルステレオへアップミックス |
モバイルサラウンド | あらゆるタイプのステレオヘッドフォンで迫力の5.1chサラウンド音響を作り出す |
サウンドスペースエクスパンダー | モバイル機器付属のスピーカーで再生の際、音場を拡張し、豊かな広がりのあるリスニング体験を実現 |
グラフィックEQ | お好みのオーディオ設定を実現するグラフィックイコライザー |
スピーカーEQ | モバイル機器付属スピーカーの音質を改善、製品ごとに個別チューニングされている |
ハイフリーケンシーエンハンサー | 圧縮音声の弱点である高域を補強し、小さな音もすみずみまでクリアに再現 |
ナチュラルベース | 音を歪ませることなく低音を拡張 |
サウンドレベルコントローラー | コンテンツやソースごとの音量差を改善 |
これは百聞は一見ならぬ、実体験にしかずというところなのだが、実際にドルビーモバイルを有効にした機種で音楽や映画のデモなどを再生してみると、その差は歴然としている。実際に筆者が視聴した感覚を説明すると、ドルビーモバイルがOFFの状態では音楽も筐体中央部分で鳴っているだけで、非常に平べったい印象であるのに対し、ドルビーモバイルがONの環境では音が筐体から周囲に拡がり、奥行き感も出てくる。音の大小に差があるような楽曲でもきちんと両方の音がバランス良く聞こえる。特に、映画などのコンテンツではヘッドホンを接続することにより、バーチャル5.1chのサラウンドが楽しめるため、臨場感がまったく異なり、正直なところ、一度、ドルビーモバイルがONの環境を体験してしまうと、OFFの環境では視聴したくなくなるほどの差がある。
スマートフォンやタブレットで「音」が関係するコンテンツの利用を考えたとき、サラウンド感のアップという点以外でも、ドルビーモバイルにはユーザーにとってのメリットがいくつもある。たとえば、スマートフォンやタブレットに限らず、現在のオーディオソースはその多くがMP3やAACといったコーデックを採用した圧縮オーディオだが、ドルビーモバイルでは「ハイフリーケンシーエンハンサー」という機能により、圧縮オーディオの弱点である高音域を補強しているため、音のディテールがはっきりと再現される。ユーザーから再生しているだけのように見えるが、実は内部的にオーディオデータを解析し、圧縮されたデータをベストな状態で復元しているわけだ。
また、ダウンロードした楽曲、パソコンで取り込んだ楽曲、映画などのコンテンツ、ゲームなど、スマートフォンやタブレットではさまざまなコンテンツを再生するため、コンテンツごとに音量に差ができてしまい、再生するコンテンツを変更する度に音量を調節しなければならないといったことがあるが、ドルビーモバイルでは「サウンドレベルコントローラー」という機能により、入力された音を監視し、コンテンツごとの音量差を改善している。機種によっては、最大7バンドまでのグラフィックイコライザーを搭載することにより、ユーザー好みの音で再生できる環境を整えている。
こうしたドルビーモバイルの機能は、Androidプラットフォームのレベルで組み込むことが可能であり、その場合ドルビーモバイルを搭載したモデルから出力されるすべての音で恩恵を受けることができる。たとえば、ワンセグを視聴しているとき、YouTubeなどの映像コンテンツを再生しているとき、ゲームを楽しんでいるときなど、どの環境でもあらゆる音がしっかりと聞こえるようになる。スマートフォンにステレオイヤホンを接続し、音楽を聴くときにもその差は体感できるし、家族や友だちといっしょにタブレットを囲んでいるようなシチュエーションでもドルビーモバイルの周囲に広がる音響効果により、みんなで楽しく視聴することができるわけだ。
こうしたさまざまな効果をスマートフォン上で実現することは、コンテンツを楽しむという観点で考えれば非常に嬉しいものだが、スマートフォンは電池の持ちを気にする声が多いのも事実だ。しかし、ドルビーモバイルを有効にしたときの電力消費の増加はそれほど大きなものではない。より少ない演算量で最大限の効果が発揮できるようにソースコードレベルで設計されているという。また、機種によって最適な実装を施すことで、連続稼働時間などへの影響が最小限になるように仕上げられる。
ドルビーモバイル自体はロジックであり、CPUやOSには依存せず、機種ごとに多様な実装が可能だ。そうして柔軟に対応できるフレキシビリティは、特別なハードウェアなどを必要としないドルビーモバイルならではのメリットと言えるだろう。
ケータイをはじめ、スマートフォンやタブレットの音響環境をトータルで改善することができるドルビーモバイルだが、具体的にはどのように実装されているのだろか。
前述の通り、ドルビーモバイルは機種ごとに個別にチューニングを施している。実際の作業としては、開発中のモデルを端末メーカーから受け取り、まずはテストルームで周波数特性などをチェックするところから始めるという。いろいろな音を鳴らしてみて、どれくらいの音でスピーカーの歪みやボディのびびりが出るか、実際にどんな聴こえ方になるのかを計測する。
こうして得られた測定結果に基づき、今度は各機種ごとに、音響のチューニングを施していく。スマートフォンやタブレットの場合は、十分な音量感を確保しながら、歪みを出さないように、周波数帯域のバランスにも気を配りつつ、不自然な音にならないように仕上げていく。そして、できあがったものをドルビーオーストラリアに送り、ドルビーの音として相応しい出来かどうかをチェックする。場合によっては、そこからチューニングをやり直すこともあるそうだ。ちなみに、ドルビーモバイルの実装はすべてドルビーラボラトリーズ任せということではなく、端末メーカーの意向や音に対する考え方等も踏まえ、メーカーの音響設計の担当者と共に、いっしょに作り込んでいるという。
ドルビーラボラトリーズのような音響技術を扱う企業は、他にもいくつか存在するが、音響技術とコーデックの両方を持ち、映画産業などにつながりを持ち、なおかつ制作サイドとユーザーサイドの両方にトータルパッケージを提供しているのは、同社のみ。
冒頭でも説明したように、スマートフォンやタブレットが中心の時代に入り、今後、モバイルエンタテインメントの世界は大きく拡がっていくことになる。各携帯電話事業者は音楽配信サービスやビデオオンデマンドサービスを開始し、海外からもコンテンツプロバイダが参入してきたことで、さらに多彩なコンテンツを楽しめるようになる。こうしたモバイルエンタテインメントを存分に楽しむためにも「ドルビーモバイル」は、もっとも注目される音響技術のひとつであり、ユーザーとしてもぜひチェックしておきたい機能と言えるだろう。
(Reported by 法林岳之)
春夏モデルで数多くのドルビーモバイル v3搭載機種をリリースしているシャープ、富士通の両メーカー担当者に、ドルビーモバイル採用の事情について聞いてみた。
弊社はSH905i/SH905iTVで世界で初めてドルビーモバイルを搭載したメーカーですので、以前よりドルビー社の音質は高く評価しておりました。また、ドルビー社のユーザーへの認知度も非常に魅力的だと考えています。スマートフォンでは暫くポストプロセッシング技術の搭載をしておりませんでしたが、「AQUOS PHONE st」という音楽をコンセプトにした商品を商品化すること、 スマートフォンになって、動画視聴をするユーザーが増加していることから、やはり音質に拘るべきと考え、採用を決めました。(シャープ 景井美帆氏)
品質の高い音質をお客様に提供できること、また、ドルビーのブランドによるお客様への訴求効果が高いことが、弊社がドルビーモバイルを採用するに至った決め手と狙いとなります。端末ごとに最適な音質になるように調整することは技術的に難しい面も多々ありますが、それ以上に聴いただけで分かるほどの効果が得られることは大きな利点と考えております。(富士通 高梨太郎氏)
バスはしっかりした低音の響きを、サラウンドは広がり感を与えます。 また、バーチャル5.1chでは、臨場感のある音で映像を楽しめると感じました。(シャープ 景井美帆氏)
臨場感や音響効果の高さ、音質の良さに感動を覚えました。 さらに、端末ごとに最適な調整を実施することで、よりその効果の大きさを感じております。(富士通 高梨太郎氏)
今回、「AQUOS PHONE st SH-07D」では英Wolfson社による専用アンプICを搭載することで、 ヘッドフォン端子から出力する音の高音質化を図っています。このICによって従来よりも低消費電流を実現しつつ、 曲に含まれる楽器それぞれの音をより自然に、忠実に再現することができました。 特にドラムやシンバルのような打楽器の音の立ち上がりがクリアに再現できたと思います。 当社としては、「音楽・動画」というジャンルに関しては、以前よりこだわりを持っており、 そのなかで「音質」に関して並々ならぬこだわりがあるので、今後もこういった継続的な取り組みを進めていくつもりです。(シャープ 景井美帆氏)
スマートフォンでの動画や音楽の利用頻度は高いことから、 より良い音質で音楽や動画を楽しんでいただきたい、との思いを背景に、音質にはこだわりを持ち、お客様に端末を提供していきたいと考えており、今後も音質向上に繋がる先進技術を積極的に採用していきたいと思っております。(富士通 高梨太郎氏)
今回は、NTTドコモ様向け3機種、ソフトバンクモバイル様向け1機種での採用を行っています。プリセットに加えて、低域~広域のイコライザ/バス/サラウンド/バーチャル5.1ch(動画のみ)をユーザーの好みで自由に設定することができます。「AQUOS PHONE ZETA」「AQUOS PHONE Xx」は4.7インチの「S-CGSilicon液晶」とAQUOSで培った技術を応用した高画質エンジン「SVエンジン3」を搭載したモデルで音質だけでなく画質も最高品位で動画コンテンツを楽しむことが出来ます。(シャープ 景井美帆氏)
富士通製のARROWS XやREGZA Phoneは、音楽でもワンセグでもゲームでもYouTubeでも、利用するアプリに依存せずにドルビーの音質を楽しんでいただけるところが特長となります。ARROWS XやREGZA Phoneは映像(動画)や音楽、ゲームなどのエンタテインメントを徹底的に楽しみたいお客様に手にしていただきたい商品と考えております。ドルビーの音質で動画や音楽、ゲームなどを120%楽しんでいただける、満足いただける商品と考えておりますので、ぜひ一度手に取って、その音質の良さを体感いただけますと幸いです。(富士通 高梨太郎氏)
ドルビーモバイル 詳細情報
http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/technology/mobile/dolby-mobile.html
ドルビーモバイル 搭載スマートフォン
http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/product/mobile/listing.html
ドルビーモバイル 搭載タブレット
http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/product/tablet/listing.html