HTCが新VRプラットフォーム「Vive Wave」とスタンドアローンHMD「Vive Focus」を中国向けに発表

HTCは北京で開催中のViveデベロッパーズカンファレンスにて、中国向けの新たなVRオープンプラットフォーム「Vive Wave」と、Vive Waveに対応した同社初のスタンドアローンVRヘッドセット「Vive Focus」を発表しました。

Vive Waveは、モバイルVRを対象としたオープンプラットフォーム。VRコンテンツ開発者は、Vive Waveに対応した様々なモバイルVRデバイスに対して、個別の最適化の手間なくコンテンツを提供できます。コンテンツを配信するマーケットプレイスとしてはHTCの「Viveport」を利用します。

同社によれば、中国のVR市場は断片化が進んでおり、コンテンツ開発者は多種多様なハードウェアへの個別対応を迫られていますが、そうした状況へ一石を投じるオープンなプラットフォームとなります。

Vive Waveに対応したハードウェアも中国の12のパートナーから登場予定。さらにHTC自身も、Vive Waveに対応する製品として、同社初のスタンドアローン型モバイルVRヘッドセット「Vive Focus」を中国向けに発売します。

Vive Focus

Vive FocusはPCやスマートフォンに接続する必要のないスタンドアローン型で、インサイドアウトトラッキングにより、外部センサーなしでの自己位置測定・6DoFに対応。ディスプレイは有機ELを採用、プロセッサーとしてSnapdragon 835 VRを搭載します。