Core i7-7700Kで組む
超高性能な小型ゲーミングPC
超高性能な小型ゲーミングPC
最新パーツなら小型でもハイエンド構成を実現できる
ハイパワーでどハデなタワー型ケースもよいが、LANパーティ(こちらのページを参照)に参加するなら小型PCが欲しくなる。一辺がわずか17cmのMini-ITXマザーボードを使って高性能ゲーミングPCに仕立ててみた。
小型PCで難しいのはスペックとサイズのバランスだ。小ささにコダワリ過ぎるとゲームの性能は著しく下がる。今回はケースにPhanteks製の「Enthoo EVOLV ITX Chassis」選択。幅23cm×奥行き39.5cmのコンパクトなフットプリントの中に、最新ハイエンドCPU「Core i7-7700K」と、オーバークロック版のGeForce GTX 1080カードを収納。SSDもM.2タイプを選択。ケーブルの数を極力減らすことで内部もスッキリ、冷却面でも不安のないシステムに仕上がった。超重量級ゲームでも設定をよくばらなければ十分快適。普通のゲームはもちろんVRゲームも余裕でこなせるパワフルなマシンだ。
こんなユーザーにオススメ
・スペックは高く、本体は小さいほうがよい!・ゲームの性能にも妥協はしたくない
・PC用VRグラス購入も視野に入れている
重量級ゲームも遊べる小型PC
カテゴリー | 製品名 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-7700K(4.2GHz) |
マザーボード | ASUSTeK ROG STRIX Z270I GAMING(Intel Z270) |
メモリ | CFD 販売 CFD Panram W4U2400PS-8G(PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×2) |
ビデオカード | ASUSTeK ROG STRIX-GTX1080-A8G-GAMING(NVIDIA GeForce GTX 1080) |
SSD | Intel SSD 600p SSDPEKKW512G7X1[M.2(PCI Express 3.0 x4)、TLC、512GB] |
PCケース | Phanteks Enthoo EVOLV ITX Chassis(Mini-ITX) |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-N600W/85+(600W、80PLUS Bronze) |
CPUクーラー | サイズ 虎徹(サイドフロー、12cm角) |
合計 220,000円~ |
このゲームPCのポイント
CPU
Intel Core i7-7700K
Mini-ITXケース利用でスペックを追求するなら、第7世代Core プロセッサーの最上位モデル「Core i7-7700K」が最強の選択だ。ハイパワーなわりにCPUの消費電力と発熱が控えめなので小型ケースと相性がよい長いビデオカードも普通に入る設計
30cmクラスの長大なビデオカードもなんなく入る。補助電源コネクタを隠すパネルが付いているのは、補助電源ケーブルを隠してケース内をスッキリ見せるため の工夫だ
CPUとビデオカードの変更で20万円以下に抑える
Core i5-7600K
→マイナス1万2,000円CPU負荷が極端に高いゲームはまだ一部。基本無料で遊べるものを含めプレイヤー数の多いゲームはCore i5でもパワーは十分
GeForce GTX 1070
→マイナス3万円予算圧縮の要はビデオカードのグレードダウン。GTX 1060か1070のどちらかが狙い目だが、VRゲームを考えたらGTX 1070のほうが安定感がある
ゲームでの性能をチェック
ここではCore i7-7700KにGTX 1080を組み合わせた“小型でも性能に妥協しない構成”と、CPUとGPUをそれぞれ1段下のモデルにした“財布に優しいハイスペック構成”、さらに旧世代PCを用意し、剣戟アクション「フォーオナー」のフレームレートをチェックしてみた。このゲームは30fps以下になるとマルチプレイから追い出されるため、PCの性能が低いと画質が大幅に犠牲になる。だがここで紹介したマシンならCore i5&GTX 1070の控えめ構成でも、一番重い“超高”設定で快適に遊べる。ただ解像度をWQHD(以上)にするなら、妥協しないCore i7&GTX 1080構成のほうが常時60fps以上をキープできるため、より快適にゲームを楽しめるだろう。
※1,920x1,080ドットの映像をHDMI経由で1,280x720@60fpsでキャプチャ。動画内のフレームレートやスコアは記事作成時のものとは若干異なります
※価格は2017年4月上旬現在のものです