TITLE:Efficeon初搭載ノート Mebius PC-MM2-6NE/5NEを使う!TITLE
dummy
  10:00AM:自宅にて
 2月某日。本日は午後から都内某所でインタビューがある。某社の新製品の発表会に関して、開発の方に突っ込んだお話を聞けるという話。そこで朝一番にPC-MM2-6NEの準備である。準備といっても、実は大して手間はかからない。もう必要なアプリケーション類はインストールしてあるからだ。ので、新製品に関する発表済のプレゼンテーション資料やら関連するドキュメントやらをコピーするだけで済む。こういう時にDirectHD機能は非常に便利である。原稿書きマシンにクレードルを接続すると、PC-MM2-6NEのHDDがそのままアクセスできるので、必要なファイルをExplolerからドラッグ&ドロップでコピーするだけだ。勿論PC-MM2-6NEをちゃんと立ち上げて、こちらから操作してもいいのだが、手間で言えば常時立ち上げっぱなしの原稿書きマシンからPC-MM2-6NEにコピーする方が圧倒的に早い。USB 2.0の効果もあって転送速度自体がEthernet経由より高速なので、こうした用途には非常に有用である。結局5分ほどで必要なファイルをコピーし終わった。
img
原稿書きマシンからHDBenchでPC-MM2-6NEのHDDをアクセステスト。ちなみに原稿書きマシンはAthlon XP 2200+にKT400Aマザーという組み合わせである
img
ファイルを選びながら転送中
  12:00:路上にて
 取材場所に向かう途中で、ちょっとPC-MM2-6NEを開いてメールチェック。HotSpotサービスがあるところでは、内蔵無線LANのお陰で簡単に接続ができる。これが出来ないところではPHSを使って接続する事にしているが、都内だとHotSpotが割と多いため、それほどPHSのお世話にならなくても済む。直前になって「時間の変更」とかがメールで入る事もあるので、こうしたことがさらっと出来る事は筆者にとって結構重要である。

 初めて行く場所の場合は、地図を画面で開きながら歩く場合もある。こうした用途に「PDAを使えよ!」と突っ込みを入れたくなる人も居られようが、どうも筆者はPDAと相性が悪い(よく紛失する)ので、専らノートPCを使う事が多い。だからこそ、小さいノートが手放せない訳であるが。
img
なにもこんな道端で、という話もあるが、本体が軽いせいもあって片手で支えながら片手で操作なんていうのもかなり現実的
img
意外にこんなところでも電界強度は十分
  13:00:取材先にて
 某社の会議室にお邪魔して、取材がスタート。筆者の場合、インタビューの最中は一応メモ用紙などは用意するが、基本的には「聞く」事に集中するので、あまりメモなどを取らない事が多い。このためICレコーダーを用意する訳で、取材そのものには必ずしもノートは必要ない。ではなんでPC-MM2-6NEを持参するかというと、こんな具合に資料を示すためである。あるいは、説明を受けながら過去の資料を参照したり、環境によってはメールやWebなどを使ったり、などの用途に利用する。Efficeonの威力で、資料の切り替えなどのスピードは極めて快適。今回は1時間弱のインタビューだったが、結局ずっと電源Onのままで通した。

img
資料は原則として全て電子化して持ち歩いているので、ノートPC無しではどうにもならない
  14:30:帰宅途中で
 ちょっとお茶をしながら再び立ち上げる。ここでメールのチェックをしながら、先ほど撮影したデジカメ写真をPC-MM2-6NEに取り込んだ。取材先は無線LAN環境が無かったので無線LANをオフにして使っていたが、ここではHotSpotを使えるので、無線LANをOnにして、ついでに撮影した画像の確認をするために輝度もちょっと上げてやる。こういうことをすると多少消費電力は増えるようだが、それでもあと1時間半以上バッテリーは残っている。標準バッテリでこれだけ持つのだから、大容量バッテリを使えば無線LANを使いながら5~6時間は持ちそうだ。無線LANなしなら軽く半日はいけるだろう。この消費電力の少なさは、非常にありがたいと感じられる。

img
Fnキー+F1キーで無線LANのOn/Offが切り替えられる。On/Offの状態はタッチバッド下のLEDに表示されるので判りやすい
img
残り電池容量は79%。1時間程使っても、殆ど待機状態ならば20%ほどしかバッテリを使わない計算だ
  16:00:帰宅して
 帰宅したら、先ほど取り込んだデジカメ画像を原稿書きマシンに移し変える。といっても作業は簡単。クレードルにPC-MM2-6NEを差し込んで、後は原稿書きマシンから再びExplolerで操作するだけだ。あっというまに写真の取り込みも終わり、あとは原稿に起こすだけである。

img
単に差し込むだけでOKだから、手順は簡単。抜くときはデバイスマネージャで「デバイスの終了」が必要だが、装着するときは自動である
  ということで
 PC-MM2-6NEな生活の一端をご紹介した。別に派手な使い方をするわけではないが、普段使い倒す道具として高いレベルにある事が実感できた。この薄さと軽さは、手軽に持ち歩くには欠かせないレベルにあるし、従来のCrusoeノートに見られた「もたつき」が皆無なのは、筆者の様にCrusoeノートを複数台使っていた人間には「一度使ったら手放せない」魅力がある。プリインストールのOSがWindows XP Home EditionからProffessionalに変更されているし、ACアダプタが2個同梱されているので、自宅と職場の両方に置いておくこともできるし、2年間の延長修理引取サービス付きなので安心だ。というわけでPC-MM2-6NE、筆者は取材マシンの買い換えを真剣に検討しだしたところである。(Text by 大原雄介)

 


■関連情報
□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/

□製品情報
http://www.sharp.co.jp/mebius/index.html

□SHARP PC ONLiNE
http://www.sharppconline.jp/index.jsp